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    Sisters 第1話・アルバイト ~最初のお客様~

    それはアダルト系SNSの掲示板で見た書き込みだった。
    『都内限定、高1女子レンタル。緊縛用。えっちNG。ayaayaaya@****.****』
    次々と流れる書き込みの中から、たまたま目に止まったメッセージ。
    これは即あぼーんだな。こんなところで高校生とは。
    素人か、それとも素人を装った業者か。
    何となく素人のような気がした。私はそのメアドをコピペして控えた。
    翌日、同じ掲示板を探ってみると、その記事は消えていて代わりに
    『規約違反につき消去しました。管理人』
    という文字が表示された。やっぱり。
    私の中で天邪鬼(あまのじゃく)が頭をもたげる。
    どんな奴がどんなM女を紹介するのか興味がわいた。
    私は捨てアドレスを使ってメールを送信した。
    ・・
    返信が来たのは4日後だった。
    携帯電話の番号を教えれば会うという。少し迷ったが番号をメールした。
    5分後に番号非通知で携帯が鳴った。
    「あの、メールの者です」相手は女だ。しかも幼い感じの声だ。
    「あ、どうも」
    「突然失礼ですが、あなたは、女性を緊縛できますか? それからセックスなしで大丈夫ですか?」
    「確かに失礼だね」
    「気に障ったならすみません」
    「いや、構わないよ。・・そうだね、かれこれ20年以上は縛っているよ。相手は商売女と素人の両方。セックスは別に重要じゃない」
    「20年以上ですか」
    「ちゃんと縛れることが条件なのかい?」
    「はい、一応。次の金曜日の夕方、直接お会いできますか」
    「サラリーマンだからあまり早くは行けないよ。どこへ行けばいい?」
    「じゃあ、西浜駅の東口に△△という喫茶店がありますから7時に。そのときに1万円持ってきて下さい」
    「1万円でいいのかい?」
    「残りは後で」
    「わかった。で、そのあと君と一緒に過ごすのかな」
    「いいえ。私は彼女のマネージャーなので、まずお話しして会わせられるかどうか決めます」
    「そうか。慎重なんだな。本当に高校生かもしれないと思ってしまうよ」
    「あの」
    「はい?」
    「信じてもらえないかもしれないけれど、私も彼女も本当に高校生です」
    ・・
    待ち合わせの喫茶店に現れたのは、膝丈のスカート、ブラウスにカーディガンを羽織った少女だった。
    黒縁の眼鏡をかけて、髪を後ろで括っている。
    今どきの女の子にしては地味だが、それでもまごうことなき女子高生だった。
    「坂本静子といいます」
    「あ、山内です」
    「実はこういうアルバイトは初めてなので、相手を選ばせてもらっています」
    「そうか。それで紹介してくれるのは君の友達なのかい」
    「これを」
    静子は小さなシールを貼ったカードを出して見せた。
    プリクラの写真の中に、セミロングの髪で大きな瞳の少女が静子と一緒に写っていた。

    静子と五月プリクラ写真

    「この子は江田五月(さつき)ちゃん。可愛いでしょう?」
    確かに可愛いかった。
    こんなことを言っては悪いが、隣の静子がいい引き立て役になっている。
    「この女の子が高校1年生で私の相手をしてくれるのか」
    「はい」
    「坂本さん、君も高1なの?」
    「はい」
    「高校生が、こんなアルバイトをしてもいいのかい?」
    「売春じゃありませんから」
    「そりゃそうだな」
    「あの、私から質問させてください。山内さんは、その、緊縛の経験が豊富ということですけど」
    「信じられないかい?」
    「いえ、そうではないんですけど、今まで会った人は、うまく縛れそうにない人が多かったものですから」
    「もしかして、君は連絡してきた奴全員と会ってるのか」
    「はい、一応」
    そんなことをしていたら、返事が来るまで4日もかかるはずだ。
    「その五月ちゃんって子は、そうとうマゾなのかい」
    「それは、会って直接確かめてください」静子は自分のことのように顔を赤らめた。
    「そうか。・・私が縛りのベテランかどうか確かめたいんだったね。いいさ、証拠を見せよう」
    「?」
    「テーブルの下で両手をこっちに出してくれる」
    私は彼女の顔を見て笑いながら、テーブルの下に差し出された手を握って引き寄せた。
    ポケットからロープを出すと、手元を見ないまま、その手首を合わせて手早く縛った。
    「え? やだ・・」
    静子が困ったような声を出す。
    このテーブルは中心にある細い支柱一本で支えられている。
    彼女は左右の手の間にその支柱を挟む形で、手首を縛られてしまったのだ。
    もはや手を引っ込めることはできない。
    「どう? 信用した?」
    「はいっ」
    「本当?」
    「本当ですっ。本当に信用しましたから、外して・・」
    私はロープを解いてポケットにしまった。
    「はぁ、びっくりしました」
    静子はハンカチで自分の頬をぬぐった。その顔がいっそう赤くなっていた。
    「五月ちゃんと会えるかい?」
    「はい。この土日ならいつでも。・・五月、喜ぶわ」
    私は五月との待ち合わせの段取りを決めて、それから前金を静子に支払った。
    ・・
    「こんにちはっ。江田五月です」
    だぶだぶのトレーナーにデニムのミニスカートを穿いた少女がぺこりとお辞儀をした。
    「山内さん、背が高くて素敵ですね。あたし、おじさん、結構好きです♥」
    「いきなりおじさんって決めつけないでくれる」
    「あれ? じゃあ、おいくつですか?」
    「43」
    「思いっきりおじさんじゃないですかー」
    彼女はトレーナーの裾を口の前で振りながらきゃははと笑った。しかたないので私も笑う。
    「じゃあ、行こうか」
    「はい!」五月は私の左腕にしがみついて密着した。
    「こら、こんな人通りの多い場所で」
    「嫌ですか?」
    私を見上げていたずらっぽく微笑む。
    「む・・・」
    私は視線をそらせて歩き始めた。私の方がどぎまぎしているような気がするのは何故だ?
    五月は私の腕にぶらさがったままである。
    「いろいろ面倒くさかったでしょ。静子ったら初めてなんだから相手はよく選ばないと駄目だって聞かなくって」
    「いや、いいよ」
    「静子は山内さんの前に、男の人4人と会ってるんですよ」
    「へぇ」
    「それがね、自分が女子高生に縛られたいって人ばっかりだったって」
    「男を縛るのは駄目なのかい」
    「え~、駄目ですよぉ。縛られるのはやっぱり女の子じゃないと。・・でも、オーノくんだったら縛ってみたいかな。オーノくん分かりますよね? KARASI の」
    「ごめん、知らないよ」
    「ええ~っ、知らないんですかぁ?!」
    明るくて、ものおじしない娘だった。
    私が余計なことは聞かないようにしているのに、自分のことをべらべらと喋った。
    彼女は都内の高校に通う16才。静子は同じクラスの仲良しである。
    このアルバイトは五月から言い出して始めたことで、ネット掲示板での宣伝などは静子がやってくれたとのこと。
    最初の客は、緊縛経験のある中年男性にしようと決めていた。
    「静子、山内さんのこと、すごく気に入ったみたいなんですよ」
    「それはよかった」
    「手首を縛ったんですって? 胸がどきんって鳴ったって言ってましたよ」
    「静子ちゃんもマゾなのかな?」
    「静子は、どっちかと言うとSだけどなぁ。あたしはドMって自覚してますけどねっ。きゃはは!」
    どこか調子が狂う。
    私が今まで縛ったM女はどちらかと言うと寡黙なタイプばかりで、こんなに陽性のM女は初めてだった。
    この子、本当にマゾなのか。それとも高校生くらいの女の子は皆こんな感じなのか?
    まあ、いいか。縄を掛けたら分かることだ。
    私は何度か使ったことのあるビジネスホテルに向かった。
    ここは防音がしっかりしていて、女が多少声を上げた位では外に分からない。
    ・・
    部屋に入ると私は聞いた。
    「五月ちゃんは今まで縛られたことはないのかい?」
    「うーん、あるような、ないような。・・でも山内さんみたいにベテランの縄師の人に縛ってもらうのは初めてです」
    「私は縄師じゃないよ」
    「まあいいじゃないですか」
    「縛り方とか、希望はあるかい」
    「いいえ。どんな縛りでも受けますから、よろしくお願いします」
    「殊勝だね」
    「きゃはは、お客様ですもん」
    再び笑う彼女を前に考える。
    初めて縛られるという女は一度だけ経験があった。
    そのときは喜んで縄を掛けたら、痛いきついの連続ですっかり白けてしまった。
    この娘にどの程度経験があるのか分からないが、とりあえず無理しないことだ。
    私は鞄から綿ロープを出した。部屋に備え付けの足置き用のスツールを鏡の前に置く。
    「ここに腰かけて」
    「あれ? あたし脱がなくてもいいんですか」
    「脱ぎたければ脱いでもいいよ」
    「えっと、・・じゃあ、このままで」
    裸になると思っていたらしい。
    「もうちょっと可愛いの着てきたらよかったかなぁ」
    「五月ちゃんはそのままで十分可愛いさ」
    「そうですか? お世辞でも喜んじゃいますよ」
    「お世辞じゃないよ。・・じゃ、縛るよ」
    「はい!」
    五月は鏡に向いてスツールに座り、背筋を伸ばして両手を背中で組んだ。
    「偉いじゃないか。自分から両手を後ろに回すなんて」
    「えへへ、M女のマナーですから」
    「どこでそんなことを憶えたの」
    締め過ぎないように注意して手首を縛る。そのまま胸の上下にロープを回す。
    は~っ。
    五月が縛られながら深呼吸をした。鏡に映る自分の姿を陶然と見ている。
    私は手にした縄尻を彼女の背中で束ねて括った。ま、こんなところか。
    「あの」
    「どこか痛いかい」
    「いいえ、ぜんぜん。山内さんは、いつもこんなに優しい縛り方なんですか?」
    「いいや。相手によるけど普通はもうちょっと厳しいよ。今日は、五月ちゃんとは初めてだし」
    「あの、いつもみたいに縛ってもらって、いいんですけど」
    「五月ちゃん、もしかして、物足りないのかい」
    「いや、あの。・・まあ」
    彼女の顔が赤い。
    「そうか。じゃあ、もう一回聞くから、五月ちゃんはどうして欲しいか言いなさい」
    「えっと、タカテ、コテで、・・この縄も、白くないのがいいかな」
    「高手小手?」
    「あの、もっと腕を捻り上げてぎゅっと縛るの、高手小手でいいんですよね」
    「痛いかもしれないけど、いいの?」
    「はい。・・駄目ですか?」
    「いや。それなら喜んで縛らせてもらうよ」
    一度解いて、麻縄で縛り直す。
    手首を肩甲骨の高さまで吊り上げて、二の腕と固定し、胸を締める縄も追加した。
    うん。この娘、結構柔らかいじゃないか。
    「あぁ」
    「きついんじゃないの?」
    「ううん。・・ぎゅっと縛られるの、気持ちいい」
    五月は首を後ろに向けて私を見た。大きな瞳が少し潤んでいるようだった。
    「あ、・・あたし変ですか? こんなにされて嬉しいなんて」
    「まあね。高手小手で縛れなんて女の方から要求されたのは初めてだよ」
    「・・」
    「五月ちゃんは本当にドMなんだな。・・だいたい普通の女子高生だったら高手小手なんて言葉、知らないよね」
    「恥ずかしい。そんなに言われたら」
    五月は初めて本当に恥ずかしそうな表情をする。
    「ほう、一応は恥ずかしいのか。縄で縛られて嫌がるどころか喜ぶ自分が。君みたいな子のこと、何ていうんだっけ。・・変態?」
    「や!!」
    顔を反らして、視線を斜め下に向けた。
    「はぁ・・」
    小さな声をこぼしながら深呼吸を繰り返す
    これは面白い。この娘、興味本位の口だけじゃない。本物のマゾか。
    「もしかして、まだ物足りないんじゃないかい」
    「いやっ、そんなこと。・・ああ、その、」
    「その、何?」
    「足も・・」
    「はっきりとお願いしてくれないと分からないよ」
    「・・あ、足もぎゅっと縛って下さい!」
    私は彼女の足首と太ももを縄で繋ぐようにして縛った。
    「はい。これでもう立ち上がることもできないだろう?」
    「あ、ありがとうございます・・」
    あれだけ賑やかだった女子高生が、蚊の鳴くような声で返事をした。
    ・・
    私は五月にそれ以上のことは何もしなかった。
    しばらく放置して、高校1年生の少女が緊縛されて感じる姿を眺めて楽しんだ。
    縄を解くと彼女はすぐに元気になって再び賑やかにお喋りを再開した。
    少し休憩して別の形でもう1度縛り、それから求められるまま彼女のデジカメで写真を撮ってあげた。

    五月緊縛

    ・・
    「ありがとうございました!」
    そう言って五月がぺこりとお辞儀する。
    「山内さん、お客様なのに、あたしの方が楽しんじゃったみたい」
    「いいや。こっちも楽しかったよ。・・じゃ、これを」
    私は残金を出した。
    「あ、それ受け取れません。今日はあたし、ワガママきいてもらいましたから」
    「別に何もきいてあげてないよ」
    「いいえ。優しくぎゅっと縛ってもらって、コトバ責めもしてもらったし。・・あたし自分でも恥ずかしいくらい、えっちな気分になっちゃいました」
    「そうなの」
    金が要らないというなら、こっちは別に構わないが。
    「あーん、下着、まだ濡れてるぅ」
    五月は私の目の前でスカートの中に手を入れてするするとショーツを脱ぐと、ポーチから新しいのを出して穿き替えた。
    「・・これ、どうぞ!」脱いだばかりの下着を両手に載せて私に差し出した。
    おいおい。
    「五月ちゃん、駄目だよ。私にはそういう趣味はない」
    「えーっ? 欲しくないんですか?」
    「あのねぇ」
    目の前の16才の少女のこれからが急に心配になった。
    「あのね、五月ちゃん。これからもこのアルバイトを続けるつもりだったら、無防備に男を挑発するようなことはしちゃ駄目だ」
    「・・?」
    「男はすぐに舞い上がるから、その場で押し倒されても文句は言えないよ。ストーカーになる奴だっている」
    「!」
    「縛られるってだけで相手にすべてを任せてるんだ。それ以外のときは、賢く貞潔でいるのが、いいM女ってもんだ」
    「・・はい」
    「それと、やっぱり自然にしてた方がいいんじゃないかな」
    「自然、ですか?」
    「五月ちゃん、下着を脱いだとき、ちょっと無理してなかった?」
    「・・山内さん、そこまで分かるんですか」
    「まあ、何となくね」
    五月は右手の人差し指を目の下にあてた。
    「五月ちゃん・・?」
    「最初のお客様が山内さんでよかった・・。あたし、ほんとにバカです。男の人はパンツあげたら喜ぶって思ってました」
    五月は脱いだばかりの下着を小さくたたんでポーチにしまった。
    「この下着は机の前に貼って、自戒の印にします」
    「はぁ?」
    「冗談ですってば♥」
    彼女はそう言うなり私の肩に両手をかけると、背伸びをして私に唇を合わせた。
    「わ、こらっ」
    「誰にでもキスするって訳じゃないから安心してください。それに今のはファーストキスじゃないですよっ、きゃはは!」
    ・・
    翌日、静子からメールが届いた。
    『上手に縛っていただき、ありがとうございました。五月から写真を転送するように頼まれたので送ります』
    そこには2枚の写真が添付されていた。
    1枚は私が撮ってあげた彼女の緊縛写真。
    そしてもう1枚は、あのショーツを広げて壁に貼った前でピースサインをしている五月の写真だった。
    ショーツにはマジックで黒々と『祝♥初しばり』と書かれていた。



    ~登場人物紹介~
    江田五月: 16才。自称ドMの高校1年生。
    坂本静子: 16才。五月の親友。五月のマネージャーとして客を探した。
    私(山内): 43才。最初の客。

    新しいシリーズを始めます。
    五月ちゃんは被虐性十分、経験不十分の女子高生です。
    このアルバイトは、どうやら誰にも相談せずに始めたようです。
    危ない目にあわなければいいのですが・・。

    このシリーズでは彼女と彼女のお姉さんを中心にお話を進めて行きます。
    長く続くか、数話で終わるか、作者の私にもまだ分かりませんが^^、楽しんでいただければ幸いです。




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    新作、待ちわびました♪

    新シリーズ一話目、お疲れさまでした。
    さっそく拝見しましたが、なぜ82475氏の物語のM女性たちはこんなにも俺好みなんでしょう…はやくも五月ちゃんに恋をしてしまいそうです(舞華さん浮気すいません笑)
    これからがなんとも楽しみです、続編頑張ってくださいね\(^o^)/

    Re: 新作、待ちわびました♪

    ◎ぱるさん
    早速のコメントありがとうございます。
    五月を気に入って下さったとのこと、嬉しく思います。
    初めてのアルバイトで緊張したためか、この娘は極端に明るく振舞っているところがあります。
    今後、彼女のいろいろな姿を描いていきます。
    これからもどうぞご贔屓に!
    プロフィール

    82475

    Author:82475
    女性の拘束に関わる小説/SSと
    落書きを書いてます。

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