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    Bondage Model その3(2/2)・氷の美女

    9.
    さて、これで氷詰めのお仕事は終わりと思ったら、そうではなかった。
    1ヶ月後、雲島市にまた呼ばれた。

    「『氷の美女』が大評判だったと聞きまして、こちらの議員諸氏と商工会議所の役員が是非拝見したいと」
    要するにもう一回見せろ、ということだった。

    話が来たとき、遠藤くんは断ろうとした。
    地方のイベントではこんなことが時々あるらしい。
    一度引き受けてしまうと、真っ当な対価の支払いもなく何度もやらされてしまうそうだ。

    「やりましょ」胸を叩いて引き受けたのは小木さんだった。
    「一度だけやって、びっくりさせればいいのよ。どうかしら? 美亜ちゃん」
    「はい。やっちゃいましょう!」

    現場はひっそりとした倉庫の中だった。
    そこに高そうなスーツを着た恰幅のいいおじさんたちが揃っていた。

    「サマーフェスティバルの実行委員会は解散しましたから、本日は株式会社ジャイ・アイ・ケーの主催で『氷の美女』をご披露します」
    最初に小木さんが挨拶した。
    アタシはビキニのブラとスパッツを着けて、遠藤くんの横で待機している。
    氷室さんたちがビニールシートを敷き、冷凍車から氷板を下ろして作業を始めた。

    すると、もう一人別の男性が現れた。
    小木さんが紹介する。
    「氷の準備には時間がかかりますから、その間、特別オプションとしまして弊社の鮫島照男による緊縛ライブをご覧いただきます」

    鮫島さんは皆がテルさんと呼んでいるベテランの縄師だ。
    テルさんはアタシに近づくと手を引いた。アタシは逆らわずについて行く。
    え、と驚く遠藤くんの顔がちらりと見えた。
    このオプションは遠藤くんには内緒にしてたんだ。

    テルさんはアタシの両手を背中で組ませると高手小手に縛った。
    小木さんが可搬式の吊り床を押してきた。
    一見、洗濯物干しみたいだけど、ちゃんと人間を吊るすことができる鉄パイプ製の台だ。
    背中に縄を繋がれて爪先立ちにさせられた。
    縄がどんどん増えて全身に絡みつく。

    ぐい。
    片足が高く吊り上げられて、アタシはバランスを崩した。
    背中の縄に体重がかり胸縄が強く絞まった。
    「あぅっ」
    声を上げた。
    そのまま頭を斜め下に向けてゆらゆら揺れた。
    なんて惨めなんだろう。なんて気持ちいいんだろう。

    テルさんはアタシのもう一本の足も吊り上げ、身体全体をくるりと返して逆海老にした。
    口にも縄を噛ませて、後ろに引いて固定した。
    アタシの身体は無残に反りかえった。

    「んんんーっ!!」
    もう一度声を上げた。
    演技じゃない。本当に苦しかった。
    たまらなく苦しくて、助かりようもない状況。
    この事務所に来て初めて知った、堕ちる快感。

    離れたところに遠藤くんの姿が見えた。アタシをじっと見ていた。
    ごめんね。アタシ、もうこっちの世界の女になったんだ。

    10.
    「氷の準備ができました」
    氷室さんの声がした。
    立方体の氷の塊にアタシを埋め込むための窪みが削り込まれていた。

    テルさんは吊床の縄を解き、アタシを肩に担いで氷室さんのところへ運んだ。
    氷室さんは緊張した顔でアタシを受け取った。
    この人は今日、アタシが緊縛されることは了解している。
    でも生身の女が縄で縛られるのを見るのはきっと初めてなんだろうな。

    氷室さんはアタシを何度か氷の中に座らせて窪みの形を調整してくれた。
    前のときよりずっと丁寧で優しかった。
    「いいでしょう」
    「よっしゃ」
    テルさんは短く頷くと、アタシをお客に向かせて立たせ、後ろからスパッツを膝まで下してしまった。
    「!!」
    お客さんたちが息をのむのが分かった。
    アタシはスパッツの下に何も穿いていなかった。
    両手を縛られているから、さらけ出された恥毛を隠すこともできない。
    ただ、両目をぎゅっと閉じて耐える。

    スパッツを全部脱がされた。
    そのまま氷の中に座らされた。
    むき出しの臀部に氷が押し当たって、氷温がダイレクトに伝わった。
    「やぁ!!」
    アタシは叫んだ。首を左右にぶんぶん振った。

    「頼みます」テルさんが氷室さんに言った。
    「本当にいいんですね?」
    「構いません」

    膝の上に氷板がはめ込まれた。
    それは膝とお腹の形にぴたりと密着し、アタシはもう一度叫んだ。
    氷室さんは小型のトーチで氷の表面をさっと炙った。
    氷はたちまち融けて一体になった。

    「さあ、緊縛版、氷の美女です。近くに寄って、まじまじと見てやって下さい」
    おじさんたちは互いに顔を見合わせ、それから近づいてアタシを見た。
    どのおじさんもズボンの前が膨らんでいた。

    「こんなことをして、この女性は安全なんでしょうな?」おじさんの一人が聞いた。
    「危険ですよ。皮膚に凍傷のリスク、それと体温を奪われて命に関わる可能性すらあります」氷室さんが答えた。

    「・・いかがでしょうか?」小木さんが聞いた。
    「長くは放置できません。皆様の中には、このモデルが死ぬまでご覧になりたいとお望みの方もおいでかもしれませんが」
    そう言って、一人ひとりを見た。
    笑っているのか、怒っているのか、どちらとも取れそうな顔だった。

    「いえ、そんなことは望みません。すばらしいショーでした。はやくこの人を出してあげて下さい」
    しばらくして、さっきのおじさんが言った。
    たぶん、この人が一番偉いんだろう。

    テルさんが目で合図すると、氷室さんがトーチの炎を氷に当てた、
    融けた水が周囲に流れ、氷はたちまち小さくなった。
    それから電動ソーを使って氷を割った。
    アタシは床に転げ落ちた。

    11.
    気がつくとアタシは毛布の上で眠っていて、小木さんが下半身に緩くマッサージしてくれていた。
    上半身は自由になっていた。ビキニのブラも外されて全裸だった。

    「気がついた? ・・よくがんばったわね。素敵だったわ」
    「はい。他の人は?」
    そこにはアタシと小木さんしかいなかった。

    「お客さんは帰ったわ。当方の男性陣は外で待機中。美亜ちゃんハダカだからね」
    そうか。
    無意識に腕を抱くと、くっきり刻まれた縄の痕があった。

    「あの、遠藤くんを呼んでもらえますか?」
    「いいわよ。何か着る?」
    「いえ、このままで結構です」

    小木さんがその場を出て行き、代わりに遠藤くんが入ってきた。
    遠藤くんはアタシが裸でいることに驚いたようだけど、そのまま側に来て膝をついた。

    「刺激的だったよ、かなり」
    「それ、氷詰めのこと? それとも緊縛の方?」
    「両方。どっちも俺の知ってるミーアちゃんとは違った」
    「ごめん」
    「どうして謝るの」
    「だって。・・アタシのこと、嫌にならなかった?」
    「ならないさ。ミーアちゃんが選んだ道だろ?」
    「うん、ありがとう」
    「ものすごく綺麗だった。それとエロかった。ミーアちゃんがあんなに色っぽいとは知らなかったよ」
    「えへへ、見直した?」
    「正直言うと、今、君を押し倒したくてうずうずしてる。その格好じゃ、もう押し倒されたのと同じだけど」
    「うん」
    いいんだよ。このままアタシの上に乗って。膣(なか)に入れて。

    「でも、それをやっちゃ、さっきのエロオヤジどもと同じだ」
    「・・」
    「俺、これからもミーアちゃんを応援する。ときどき、そっちの事務所のショーを見せてもらってもいいかな」
    「うん。歓迎する」
    「ありがとう」
    遠藤くんはアタシの身体に少し触れて、それから立ち上がって離れていった。

    12.
    小木さんが戻ってきた。
    「駄目だった?」「すみません」
    「いいのよ。彼、いい男なのにね」
    「アタシもそう思ってました。10年もお預けして悪かったかなって。・・さっきまでは」
    「さっきまでは?」

    小木さんは不思議そうな顔でアタシを見た。
    「あら美亜ちゃん、顔真っ赤じゃない。どこか具合でも」
    「そんなんじゃありませんっ」

    アタシは、はあはあと息をしていた。
    我慢できずに両方の膝を立てて指を入れた。
    その指で自分を慰めた。
    そこはマグマのように熱くなっていた。
    どんな氷だってすぐ融けてしまいそうに熱かった。

    「んっ、あぁ。・・あのヤロー、一番敏感な場所を!」
    アイツは、離れるときにあたしのクリを刺激していったのだ。
    よくもまあ、あの短い間に位置を突き止めて、ピンポイントで摘んだものだと思う。

    おかげでアタシは一瞬で濡れた。
    全身に甘いモノが溢れて、脳味噌と心臓と子宮が破裂しそうになった。
    緊縛と氷詰めを受けた感覚が蘇り、アタシは高みに放り上げられた状態から下りてこれなくなった。

    「美亜ちゃん。それ、遠藤くんにされたのね?」小木さんがアタシの様子をじっと観察して言った。
    何でも面白がるくせに、こういうときだけは真面目に看護婦さんみたいな顔になるんだから。
    「テクニシャンね。彼と一緒になったら、きっと喜ばせてもらえるわ」

    「あ、あぁっ。・・そ、そんなこと、どーでもいいです!!」
    あたしはぷりぷり怒りながら言った。
    「は・・、はあんっ。・・今度会ったら許さないんだからっ。・・あぁん!」
    今度会ったら、ちゃんとセックスしてあげて、それからいっぱい喜ばせてもらって。
    アタシはとろとろと濡れながら、小木さんの言った通りのことを考えた。



    ~登場人物紹介~
    此花美亜(このはなみあ): 29才。緊縛モデル。寒さに強く酷寒ミーアの異名を持つ。
    遠藤: 29才。イベントプランナー。美亜の昔からの仕事仲間。
    氷室: 氷の彫刻職人。
    小木洋子: モデル事務所『ジャイ・アイ・ケー』社長。
    鮫島照男: ベテラン縄師。

    今回は美女の氷詰めです。
    イベントで女性の氷詰めを展示する発想は、数十年の昔、私が小学生のときに見た某新聞の小さな囲み記事に影響されたものです。

    まず、腰の部分を氷の中に埋められた白人女性が寒そうな顔をしている写真。そして次のような記事。
    『ドイツの産業ショーで現地の冷蔵庫業者が出展した氷詰めの美女。
     ストッキングで防寒しているとはいえ、ガチガチと震えっぱなしのモデル嬢。
     「ボーイフレンドが私のことを冷たい女って嫌わないか心配だわ!」』
    (何十年も前の記憶なので正確ではありません)

    ドイツの産業ショーとは、ハノーバー・メッセでしょうか。
    本当に氷詰めにしたのか、それとも何かトリックがあったのか、今となっては分かりません。
    ただ、掲載された写真のイメージと記事の内容を今でも覚えているほどですから、当時の私が感じた衝撃がいかに大きかったか、しのばれます。

    挿絵は、記事の写真と同じ構図で書きました。
    線画の段階では、積層した氷の接着面や腰回りのスパッツがあったのですが、色を塗ると分からなくなってしまいました。
    一見ノーパンに見えてもちゃんとスパッツを穿いていますから、心の目で補完して下さい^^;。

    氷詰めの作り方は作者の妄想です。
    高性能な装置で一気に固める方法は他所様であると思ったので、氷板を積み上げて女の子を埋めることにしました。
    こういう職人的な作り方が私の好みでもあります。
    難しいのは、氷詰めにされた女性を寒さから守ることですね。
    防寒機能のあるスパッツと寒さに強いモデルという設定で逃げましたが、実際にやるとしたら、全身を防寒着で覆うことになって色気も何もなくなりそうです。
    多少トリックがあってもよいですから、どこかで水着美女の氷詰めを本当にやってくれないかなと思います。

    ありがとうございました。




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