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    Bondage Model その1(2/2)・緊縛デッサン会

    7.
    全部で3ポーズの緊縛デッサン会が終了した。
    あたしはようやく自由の身になった。
    お客さんが帰った後、スーツケースを部屋の中央に運んで蓋を開けた。
    中には小柄な女の子が丸くなって入っていた。
    じっと眠ったように動かない。

    「展子ちゃんっ、・・展子ちゃん!!」
    声をかけて肩を揺すると、ゆっくり目を開けた。
    「あ、佐和姉さん、すごかったですぅ」
    展子ちゃんはそう言って、弱々しく笑った。
    「あたし、死ぬかと思った」

    布施くんに手伝ってもらって、ぐったりした展子ちゃんを出してあげた。
    Tシャツと膝丈のミニスカート姿。汗で全身がぐっしょり濡れている。
    スカートの下から匂いがした。展子ちゃんの女の匂いだ。
    多分、ショーツの中は洪水のようになっているんだろう。

    「・・あぁん」
    毛布を広げて寝かせてあげると、すぐに甘い声がこぼれた。
    仰向けに寝ころんだまま、膝を立て、両足の間に手を挟んでゆっくり出し入れしている。
    まだ余韻が残っているようだ。

    「ホント、大した威力だったわ」
    「社長!」
    後ろに小木社長が立って微笑んでいた。妙に色っぽい表情だった。
    そうか、この人もアレを味わったのね。

    「社長はどうもなかったんですか?」布施くんが聞く。
    「おほほほ。あれくらいで参ったりしないわよ」
    「ホンマかね?」テルさんがぽつりと言う。
    「本当よ! 確かに凄まじかったけれど、それで腰抜けになる程ヤワな女じゃありませんからね、この洋子さんはっ」

    この人、小木洋子社長はノイローゼになって辞めた前の社長の後任で来た人だ。
    年齢は分からないけれど、かなりの美人。
    新しい企画を次々ヒットさせて事務所の収益に貢献しているらしい。

    「佐和ちゃん、こっち来て」テルさんが手招きした。
    「はい」
    「ちょっと、ここに立っとれ」
    テルさんはあたしの後ろに立つと、あたしの長襦袢の腰紐を解いた。
    「!?」
    そのままするすると襦袢を脱がせてしまった。
    元々ノーブラだし褌もさっき外されたから、あたしは全裸になった。
    「な、何するんですか!」

    むんず。
    ごつごつした手があたしの左右の乳房を掴んだ。
    「ひゃんっ」
    思わず声を上げた。
    痛くも、気持ち悪くもなかった。それどころか快感だった。
    甘い衝撃が、きゅん! と広がった。

    ゆっくり揉みこまれた、
    初めは静かに、次第に早く、強く。
    「・・あ、・・あっ」
    しつこく、ねっちりと、丁寧に。
    「・・ああっ、・・あぁんっ、・・ああぁぁん!!」
    逃げられなかった。
    あたしはテルさんに胸を揉まれながら、ただ喘ぐしかなかった。

    「・・や、・・やっ、・・やぁっ」展子ちゃんも喘いでいた。
    「・・な、・・まっ、・・はぁっ」社長も喘いでいた。
    どちらもセクシーな声だった。

    テルさんは、女たちの様子を観察しながら、真剣な顔で手を動かしていた。
    まるで何かのタイミングを計っているようだった。
    「職人だなぁ」布施くんが感心したようにつぶやいた。

    「よっしゃ、今や」
    やおらテルさんは親指と人差し指の間に乳首を挟んだ。
    そこはつんつんに尖って、最高に敏感な状態になっていた。
    「や、やめ、・・そこは」
    「わははは。ここが佐和ちゃんの弱点や」
    全身に電撃が走った。
    左右同時に乳首を抓られたのだ。

    「あぁぁ~ぁ!!」あたしは叫びながらその場に膝をついてびくびく震えた。
    「ひゃぁ~ぁ!!」展子ちゃんも叫んで、寝転んだままぷるぷる震えた。
    「ぎゃあ~ぁ!!」社長も叫んで、尻餅をついてわなわな震えた。

    8.
    あたし、雨宮佐和には、ちょっと変わった能力(ちから)がある。
    それは自分の性感をそっくりそのまま周囲の女性にも感じさせることだ。
    簡単に言うと、あたしがエッチな気分になってキモチよくなると、近くにいる女性もエッチになってキモチよくなるのだ。
    この能力が効くのはだいたい半径10メートル以内にいる非処女かつ閉経前の女性だ。

    あたしが初めてそれを知ったのは、あたし自身が処女でなくなった高校3年生の夏休みだった。
    そのとき、あたしは付き合っていた彼氏と並んで歩いていた。
    あたしの膣(なか)にはワイヤレスのリモコンで動くバイブが挿入されていて、コントローラーは彼の手の中にあった。
    彼は気の向くままにバイブを動かしてあたしの反応を楽しみ、あたしは彼の指先の操作ひとつで感じさせられることに興奮していた。

    バイブがオンになると、あたしの意識はそこに集中し腰に力が入らなくなる。
    他の人にばれないよう彼の腕にしがみついて必死に歩いていた。
    ふと、隣を歩くOL風の女性の様子がおかしいのに気がついた。
    もじもじしながら、しきりと腰の周りに手をやっている。とても色っぽい表情をしていた。
    彼がバイブをオフにして、あたしがほっとすると、その女性もほっとした表情になって安心したように歩いて行くのだった。

    別の子供を連れたお母さんの近くでバイブをオンにされると、そのお母さんは突然両目を見開いた。
    大きな胸を両手で押さえながら、何かを我慢するように大きな呼吸を繰り返している。
    「どうしたの?」
    子供に聞かれて「何でもないのよ」と答えながら、そのお母さんは「はぁ・・」とため息をついていた。

    制服姿の女子高生グループの横でバイブをオンにされると、何人かが「きゃ」と声を上げた。
    「やば、急にエロい気分」「ウチもぉ」「えっちしたいぜよ」
    「どーしたの? いきなり」「あんた、感じないの?」
    「ぶっとい◯◯◯◯、欲しいぜよ~っ」「あたしはおっぱい揉まれたい~っ」
    「きゃはは、変態っ」「欲求不満~?」
    女の子たちは周囲の視線も気にせずに、下品な言葉を乱発して騒いでいた。
    気になったけれど、彼が手を引いたので、あたしは振動するバイブを股間に挟んだままよたよたとアヒルみたいに歩き続けたのだった。
    遠くに離れてから振り返ると、その子たちはきょとんとして、不思議そうに互いの顔を見合っていた。

    そのとき確信した。
    あたしのせいだ。あたしがエッチな気持ちになったせいだ。

    それから、いろいろな失敗を繰り返して、この能力をコントロールできるようになった。
    あたしはそれを『カケガネ』と呼んでいる。
    カケガネを閉めておけば、えっちな感覚はあたしの中に閉じ込められる。
    カケガネを少し開けば、その感覚は周囲の女性に伝播する。
    カケガネを全開にすれば、すべてを他の女性に与えて、あたし自身には残らない。

    大人になり緊縛モデルという職業を選んで、あたしはこの能力に感謝するようになった。
    もともと柔軟で、縄目や痣も残りにくいモチ肌だから、この仕事には向いている。
    ただ、被虐に対する性的な感度が極端に高過ぎるために、すぐにエロエロになって平静でいられない。
    つまりドMすぎて、簡単な責めを受けるだけで激しく乱れたり、失禁したり、ときには気絶したりするのだ。

    だから、お仕事のときは、今日の展子ちゃんのように性感の依り代(よりしろ)を使う。
    やり方は難しくない。
    責めを受ける近くに、非処女の女の子を置いておくだけだ。
    その女の子にはエロの嵐をたっぷり味わってもらい、あたしはエロ抜きで被虐を味わう。

    9.
    テルさんが大笑いしている。
    「わははは。社長はんかてアカンやないか」
    「不意打ちは卑怯よ!」社長が怒っている。
    ほっぺたを大げさに膨らませて、まるで子供みたいだ。
    「だいたいね、こんなすごい子を、こういうやり方で使うのがいけないんだわ!」
    「でも展子ちゃんみたいな子がいてくれないと、佐和さんは最後まで持たないですよ」布施くんが言った。
    「方法はいろいろあるわ」
    「?」

    社長は怒るのを止めてにっこり笑った。
    「あのね、今日は噂の佐和ちゃんのお仕事を見に来たのよ。それと明日のお仕事、お願いしようと思って」
    「お仕事ですか?」
    「明日の第二部だけどね、花絵ちゃんが熱出して駄目になっちゃたの」

    花絵ちゃんとは、明日の緊縛デッサン会でモデルをするはずだった子だ。

    「えぇっ、どうするんですか?」布施くんと展子ちゃんが同時に聞いた。
    「だから、佐和ちゃんを縛るのよ。花絵ちゃんの代役に」
    「え~!」
    社長以外の全員が叫んだ。

    第二部は女性客限定のデッサン会だ。
    女性ばかりのところで緊縛なんかされたら、依り代の展子ちゃんがいてくれたって役に立たない!

    「明日のお客さんは20人よ。佐和ちゃん、カケガネっていうの? それ最初から全開でお願い」
    「えぇ~!!」
    「問題は処女には効果がないってことよね。さすがに20人の処女率は分からないからリスクがあるけど、大丈夫よ。きっと処女だって感じるわ、空気感染で♥」
    「えええぇ~!!」
    「ねぇ、あなたたち。えぇ~!!だけじゃなくって、ちょっとは感心してよ」
    社長は両手を前で合わせてすりすりしながら得意顔でいる。
    「もしかして阿鼻叫喚? うふふ。・・でもね、絶対に悪く言う人はいないから。きっと大評判になるわ!」

    どうやら覚悟するしかなさそうだった。
    いったいどうなるんだろうか?
    こんな能力のせいで、あたしは女性の前で縛られた経験が少ない。
    20人もの女性の前で緊縛され、ずっと飾られて、じんじん感じる感覚を発散する。
    お客さん、皆さんエッチになって、デッサンなんてできなくなって。

    胸がきゅんと鳴るのが分かった。
    ぞくぞくとした感覚に包まれ、あそこがじゅんと濡れ。
    「やん! 佐和さんっ」展子ちゃんが両手を股間に当てて叫んだ。
    「ぎゃん! 佐和ちゃん!」小木社長も股間を押さえて叫んだ。
    テルさんと布施くんが笑いこけた。

    10.
    次の日、緊縛デッサン会の第二部が同じ旅館の部屋で開催された。
    お客さんは女性ばかり、当日飛び込みも含め23人。
    座ってデッサンをするスペースが足りなくなるほどの盛況だった。

    お客さんには何も伝えず、あたしはカケガネを開放した。
    そしてその結果は、小木社長が予言した通りになったのだった。



    ~登場人物紹介~
    雨宮佐和(あめみやさわ): 27才。緊縛モデル。性感を近くの女性に感じさせる特殊能力を持つ。
    鮫島照男(さめじまてるお): 54才。ベテラン縄師。
    根府川展子(ねぶかわてんこ): 20才。美容学校生でメーク担当。佐和の特殊能力の依り代。
    布施保(ふせたもつ): 25才。モデル事務所『ジャイ・アイ・ケー』社員。
    小木洋子(おぎようこ): モデル事務所『ジャイ・アイ・ケー』社長

    新シリーズを始めます。
    緊縛/拘束専門のモデル事務所に所属する、いろいろなモデルさんを描きます。

    最近は、緊縛や拘束を題材にした展示会や体験会などがたくさん開催されていますね。
    そんなイベントはどれも明るくオープンで、ごく普通の女性が男性以上に参加するようになりました。
    昔なら口にするのもはばかられたM的願望を公開して、明るくプチ被虐を楽しむ女性たち。
    ・・すばらしいです。もう、私などの妄想小説より現実の方がはるかに進んでいるではありませんかww。

    このシリーズでは、そんな現実の出来事にほんの少し妄想を味付けして、ストーリーにして行こうと思います。
    現実の出来事はごく最近のものとは限らず、過去のイベントなども取り上げるつもりでいます。
    今回の妄想はモデルさんの特殊能力。
    とても美味しい能力ですから、緊縛デッサン会第二部の様子も少し描いてアップしようと思います。

    最後に、事務所の社長さんは、もちろん「あの方」です。
    再登場は期待しないで下さいと言った気もしますが、内なる衝動に負けて描いてしまいました。
    シリーズの世界感を壊さないよう注意して、今後も活躍していただくつもりです。

    ではまた。
    ありがとうございました。




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