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    キョートサプライズ セカンド・特別編2(2/5) セピア色のフォトグラフ

    6.19才/真由の部屋
    高校を卒業して、真由と津田はそれぞれ専門学校と大学に進学した。
    どちらも大阪の学校だったので、週末だけでなく平日も会って二人で過ごした。
    カラオケや映画、週末にはボーリングやアウトドアスポーツ。夏は海、冬はスキー。
    毎日が楽しかった。

    あれは津田が真由の部屋に来たときのことだった。
    二人ともベッドの上で、裸だった。
    「そぉや、これ」
    津田は手を伸ばして自分のカバンを取ると、1枚の写真を出して渡した。
    そこには、縄で縛られた女子高生ゾンビの真由と、真由の頭に手を乗せた津田が写っていた。
    「わぁ~、これ撮ったとき、覚えてる!」
    「卒業式のとき、新井から2枚もろたけど、真由の分を渡すの忘れてた」
    「忘れんといてよぉ」
    「でもこれ、ええ顔してるやろ?」
    「うん。面白かったね、このときは」
    洛上高の文化祭。
    ついこの間のようで、ずいぶん昔のような気もした。

    「そういえば昂輝、あのとき一番下手やったね、縛るの」
    「あのなぁ、気にしてることを」
    「ごめんごめん。でも、あたし、嫌やなかったよ。昂輝に縛ってもらうの」
    お化けになって、縛られるなんて、もう二度とできる経験じゃないし。
    「今もか?」
    「へ」
    「今も、縛られるの、嫌やないか?」
    津田はカバンから赤い綿ロープを出した。
    「それ、あのときの」
    文化祭の練習で津田が真由を縛ったロープだった。
    「写真見つけたとき、これも見つけた」
    「縛りたいの? あたしを」
    「うん」
    「・・しょうがないなぁ。なら昂輝のために、ちょとだけ縛られてあげよかな?」

    しようがない。
    口ではそういいながら、真由は胸が高鳴るのを感じた。
    このところ、えっちするのも慣れっこになって、新しい刺激が欲しかったところである。

    「じゃあ、手を後ろに回して」
    「ちょっとっ。裸はイヤ」
    「え、何で」
    「何ででもイヤなのっ。裸で縛られて、昂輝にじろじろ見られるんは」
    「なら、服、着てええから」

    真由はベッドから出て、裸のままでタンスを開ける。
    えへへ。昂輝に、しっばられるぅ~♪
    下着、何つけよっかなぁ。
    ・・そぉや、アレにしよっ。

    タンスを閉め、隣のクローゼットから陸上部時代に使っていたスポーツバックを出した。
    中から小さく折り畳んだあずき色のコスチュームを出して見せた。
    「これ着るね!」
    それは真由が陸上部で着ていたセパレートのユニフォームだった。
    上は胸の下までの丈のノースリーブ。下は股上の浅いブルマー型のレーシングショーツ。
    おへその下15センチくらいまで露出する極端なローライズである。
    文化祭の練習のとき、真由はこのユニフォームを着けて縛らせてあげたこともあるのだ。

    ・・

    「どう?」真由はユニフォームを着てみせた。
    「久しぶりに見たら、エロいなぁ。その格好」
    「こら昂輝! 何、興奮してるんっ。あんたも服着なさい!」
    真由が津田の股間を見て叫んだ。
    津田はしかたないという顔でシャツとズボンを身に着ける。

    「これでええか。・・こっちへおいで」
    「うん♥」
    津田はベッドに腰かけて、膝の上に真由を座らせた。
    後ろから抱きしめて、ゆっくり胸を揉みしだく。
    「あぁ・・ん」
    「何となく思おてたけど、これ着たら、よぉ分かるな」
    「何?」
    「最近、太ったんとちゃうか」
    「そんなことないよ」
    「食い込んでるで」
    「ええ!?」
    真由は慌てて自分の身体を見下ろす。
    「あああっ!!」
    確かに、ぴっちりしたユニフォームが肌に食い込んでいた。
    「どうしてっ? 体重はキープしてるのにぃ!!」
    「油断したな」
    「ああ~んっ。食い込みを撫で回すなぁ!」
    「体重が増えてへんのやったら、心配せんでええ。多少脂肪がつくのは自然なことや。生活が変わったんやから」
    「んでも」
    「筋肉ムキムキより、これくらいむっちりした方が女らしゅうて好きやな、俺は」
    「そうなん?」
    「柔らこうて、触り心地がええねん」
    「もう」
    「・・縛るで」

    ベッドに座り直すと、後ろ手に縛られた。
    津田は、慎重にゆっくり真由を縛った。
    文化祭のときと同じように、高手小手に縛られた。
    「覚えてるもんやな。どうかな?」
    「うん、上手。ホントに1年ぶり? 他の女の子を縛ってたとか」
    「ある訳ないやろ。毎日会うてるのに」
    「そやったね」
    真由はそう言って笑う。
    久しぶりに受ける緊縛は気持ちがよかった。
    自分の身体を見下せば、薄いユニフォームで覆われた胸がこんもり盛り上がっている。
    乳房を上下で締めるロープのせいだ。
    背中で組んだ腕に力を入れてみる。
    がっちりと固定された腕は、ほとんど動かなかった。

    ・・あぁ、いいな。あたし、昂輝に縛られてる。
    お化け屋敷の緊縛とはちょっと違う。あれは、みんなのためにしたことだった。
    今、あたしは昂輝だけのために縛られてる。
    自分は彼だけのモノだ。彼の思いのままだ。
    ほのぼのした喜びを感じた。
    太って恥ずかしい、なんて気持ちは、どこかに消えてしまった。
    あたし、やっぱりマゾなんかなぁ。

    「すごく幸せそうな顔してるで」
    「ねぇ、やっぱり縛られるとき、女の子は辛そうにしてた方がいい?」
    「別に構へんで。嬉しいんやったら」
    「ごめん」
    「謝ることちゃうやろ」
    「そやね、ごめん。・・って、あたしまた謝った」

    文化祭から1年。
    真由は再び津田に縛られた。
    やがて二人で過ごす時間の何割かは緊縛になり、その割合は次第に増えていった。

    7.22才/ディナー
    「何にしよっかな~。このサーロインステーキ、美味しそう!」
    真由はメニューを開いて、はしゃいでいた。
    テーブルの向かい側には津田が座っている。
    「おいおい。俺の給料、お前が思うてるほど高うないんやで」
    「んでも、初任給でおごってもらう約束でしょお?」

    津田は大学を卒業して、中堅のメーカー企業に就職したばかりである。
    真由は2年前から働いていて、その間は、お金のない津田のためにデート代を持ってあげたりもしたのだった。

    「乾杯っ」
    ワイングラスを当てた。
    「いよいよ昂輝も社会人やねー」
    「社会人って、学生とどう違うんや」
    「んー、・・経済的に自立すること?」
    「なら、いつでも結婚できるな」
    「え」
    真由は津田の顔を見る。津田は笑っていた。
    「そ、そやね」
    急に胸がドキドキした。
    「・・ま、まあ、昂輝は社会人になったばかりやし、あたしも社会人としてはほんの2年先輩なだけやし」
    何言ってるんや、あたしは。
    「い、いずれ、そうなるかな、と思うけど」
    「真由」
    津田が言った。落ち着いた声だった。
    「は、はいっ」
    「俺は、自分の相手はお前しかおらんと思うてる」
    「・・」
    「今はまだぺーぺーやからあかんけど、この先、その時が来たら、ちゃんと申し込むから。それだけ分かって欲しい」
    「うん。・・ありがと」

    それから二人は食事をした。
    真由の胸のドキドキは収まらなかった。
    たわいもない日常の話や冗談を言い合っている間にも、津田の「お前しかおらん」の言葉が頭の中に繰り返して流れた。
    ねぇ、あれは思いつきで言ったの? それとも最初から言おうって決めてたの?
    「このパン、いけるな」
    「うん、美味しいね」
    津田が手を伸ばしてパンを取り、そのまま口に運んだ。
    「あ、それ」「え」
    真由の皿のパンだった。
    「いけね」
    カシャーン。音をたててフォークが床に落ちた。
    「ごめんっ。何か変やな、俺」
    どうやら、おかしくなっているのは真由だけではないらしい。
    うふふふ。
    フォークを拾う津田を見ながら、真由は心の中で少し笑った。

    レストランを出て、二人は夜の街を散歩した。
    津田の「将来プロポーズするぞ」宣言のせいか、この日はちょっと違う雰囲気だった。
    いつもなら軽く腕を絡ませる程度なのに、今は津田の手が真由の腰にかかって強く引き寄せていた。
    真由も津田の腰に手を当てて、胸に頭をもたげていた。
    いくら密着しても足りなかった。
    もっと、ぎゅうっと押さえて欲しい。
    真由はそれ以外に何も考えずに、津田が進む方向に合わせて歩いた。
    津田の足がホテルに向いた。真由も黙ってついて行った。

    ・・

    二の腕にロープが食い込んだ。
    それが背中で引き絞られると、後ろで合わさった手首がきゅっと吊り上がった。
    「あっ・・」
    気持ちいい。乳首が尖って固くなった。
    すかさずその乳首をきゅっと摘まれる。
    身体中に電流が走った。
    「はぁんっ!!」
    「もっと声出して」
    「あ、あほっ」
    「ほい、仰向けになって。・・こっちの膝、立てて」
    左の太ももをぴちぴち叩かれた。
    素直に従うと、膝を立てた左足の太ももと脛をまとめてロープでぐるぐる巻きにされた。
    反対の足も同じように縛られる。
    そうしてから、左右の膝を脇腹につくまで折り畳まれ、それぞれ短いロープで背中の結び目に繋がれた。
    真由はベッドの上で仰向けに押しつぶされたカエルみたいな格好になった。
    「はぁ・・ん」
    もう、動けない。

    津田は最初からロープを出した。
    真由にだけシャワーを浴びさせると、自分は服を着たままで真由を縛り始めたのだった。
    この日はちょっと違う雰囲気だった。
    いつもなら優しくキスから始まるのに、今の津田はいきなり緊縛した。
    荒々しくて、強引だった。
    でも真由は津田のする通りにまかせた。そうするのが自然だった。

    「こんな格好した真由も可愛いもんやなぁ」
    津田が言った。
    少し離れた位置、自分の下半身の方から腕を組んで見下ろしている。
    「は、恥ずかしい。・・そんな見んといて」
    きちんと服を着た津田。生まれたままの姿でお尻の穴まで突き上げている真由。
    この、恥ずかしさ。惨めさ。
    でも自分で分かっていた。
    こんな格好を強要されているのに、自分のあそこはぐずぐずになっていることを。

    「こんなに感じているくせに、恥ずかしいんか?」
    津田は人差し指と中指を揃えて差し込んだ。
    「あ、あああぁ」
    壷の中から粘液が溢れてこぼれた。
    「洪水やな」
    「そ、そんな言い方、・・はうっ!!!」
    真由は全身を仰け反らせた。
    津田の指が真由の小さな芽を撫でたのだった。
    「ああぁっ!! はぁあんっ!! あぁああ!!」
    二度、三度と声を上げる。津田は指を止めてくれない。
    「うん、ええ声や」
    全身が熱かった。もう我慢できへんよぉ。
    「はぁ、はぁ、・・ぃ」
    「え? 何か言うた?」
    「い、入れ・・」
    「聞こえへんなぁ」
    「いじわるっ。・・もう、苛めないで。入れて。昂輝の、お願い」

    肩の下と腰の下にクッションをあてがってもらった。
    「ええか?」
    「ん」
    真由はぎゅっと目を閉じる。
    がざがさとズボンを下す気配。
    と、両足を折って上に向けた股間に男性の体重が乗った。
    「はんっ!!」
    同時に、真由の中に津田のモノが差し込まれた。
    それは十分に太く、長く、一番奥まで貫かれた。
    「ああぁっ! ・・あん! ・・あん!」
    折り畳まれた両足の筋肉にぎゅっと力が入り、ぴんと伸びた足の指先が空を掻いた。
    あらん限りの力を込めてもがくから、ハムみたいに括れた太ももにいっそうロープが食い込んでいる。
    多分、何日か消えない痛みと痕が残るだろう。
    でもそれでも構わないと思った。
    今は、あらゆる自由を奪われて、弄ばれたい。
    真由は、喘げるだけ喘ぎ、もがけるだけもがき続けた。

    8.24才/単身赴任
    半年ぶりに会った津田は、少しやつれていた。
    津田は今年からブラジルに単身赴任していた。
    慣れない国で、治安も良くないため、いろいろ苦労があるのだろう。
    そう始終帰ってくる訳にもいかず、会えるのは年に2~3回がせいぜいみたいだった。
    真由の方から会いに行くのも容易ではなく、その上、危険だから勝手に来るなと釘を刺されていた。

    「苦労してるの?」
    「んー、仕事はおもしろいで。やりがいもあるし」
    「そうか。・・まあ、お疲れ様。休暇1週間でしょ? あたしも休み取るから」
    「ごめん。二日しか自由にならへんねん。後は仕事になって」
    「え~っ?」

    わずか二日の休暇。
    二人は淡路島までドライブし、海沿いのホテルに泊まった。
    観光をするつもりはなかった。
    最初から最後までずっとベッドで過ごすつもりだった。
    だが・・。

    「悪い。ちょっとだけ寝させてくれる」
    「いいよ。疲れてるもんね」
    そして津田は一人ベッドで眠り続けたのだった。
    真由は熟睡する津田の横で、津田の顔を見ながら過ごすことになった。
    半年ぶりなのに。
    ずっと会いたかったのに。

    津田の手を握った。津田は目を覚まさない。
    津田の顔にキスをした。津田は目を覚まさない。
    津田の胸に抱きついた。身体を撫でた。股間を押さえた。
    何をしても津田は目を覚まさなかった。

    いつ起きるんだよー。
    えっちしたくてたまらないんだぞー。
    早くあたしを縛ってよぉ。ぎちぎちに縛ってよぉー!

    津田に縛られる自分を想像した。
    後ろ手に縛られて、両足も縛られて、少しも動けなくて、抵抗できなくて。
    そうしてあたしは彼の思いのままになる。
    乳首を摘まれ、おへそを舐められ、あそこを苛められ。

    あぁ、もうあかん。
    真由はショーツを下ろした。自分の指を挿し入れる。
    その中は、もう十分に濡れていた。
    ゆっくり指を進めて、尿口の上にある突起に軽く触れる。
    びくん!
    そこはそうされるのを待っていたかのように、快感を真由に伝えてきた。

    反対の手をブラの中に入れて乳房を揉んだ。
    もう一方の手の、中指の腹でクリトリスを撫でた。
    津田に責められる自分を思い浮かべる。
    息も苦しいほどに全身を縄で締め上げられて。
    恥ずかしい場所をすべて見られて、弄ばれて。
    彼が与えてくれる快感に、あたしは声をあげ全身を震わせて応えて。

    あ、あぁ、あ・・・。

    気がつくと、真由は半裸で津田の隣に寝ていた。
    時刻は真夜中だった。
    津田は何も気付かずに眠っている。
    涙が一筋流れた。
    真由はそのまま朝まで津田の傍で過ごした。
    性欲がちろちろと燃え残っていたけれど、自分の指で処理して我慢した。

    津田は17時間眠り続け、お昼前になってようやく起きた。
    「ごめん!」
    真由の前で土下座してから、一度だけセックスしてくれた。
    それはとても軽めで、緊縛されることはなかった。

    9.26才/誘い
    津田から駐在が1年延期になったと連絡が入った。
    2年の約束で行ったはずでしょ。断ってくれたらいいのに。

    津田はとても忙しそうだった。
    こちらからいろいろ心配してメールを送っても、返信は何回かに一回になった。
    たまに返ってくるメールは、誰かと何かの交渉をした、何かが売れた、何かで叱られた、そんな内容ばかりだった。
    この年は帰国も1回だけ。
    慌しく二人で食事をしただけで終わった。

    「・・江口さん。いっぺん飲みに行きませんか」
    職場の事務所で、後輩の男性に声を掛けられた。
    「え、あたし? 誘うんやったらもっと若い子にしたら?」
    「いや、江口さんボクと二つ違うだけでしょ」
    「お主、どこであたしの歳を」
    「いやいや、ええやないですか。江口さんフリーって聞きましたし」
    あたし、フリーやないけど。
    でも、次に昂輝と会えるの、いつになるか分かないし。
    まあ飲みに行くくらいやったら。
    「なら行く? あんたのオゴリで」
    「はいっ。では6時15分に、下の通用口で」

    うふふふ。若い男の子とデート♥
    その日、夕方までの間、真由はちょっと浮かれて過ごした。
    飲んだあと、ホテルに誘われたりして。
    まさかね。
    でも、彼の目。あたしのこと本気で。
    津田とのセックスが途絶えている分、妄想も過剰になる。
    仕事が終わり、事務所の階段を下りる間も浮かれたままだった。
    通用口の外にあの後輩社員が立っているのが見えた。

    そのとき、スマホにメッセージ着信のチャイムが鳴った。
    画面を開くと津田からのメールだった。
    10日ぶりのメールだった。
    『おはよ。そっちは夜か。今日はクレーム対応頑張るわ』
    何と素っ気無いメールだろう。
    こちらから書いて送ったことには何ひとつ答えていない。
    まあ、アイツらしいか。真由はくすりと笑う。
    そして突然思い出した。
    『俺は、自分の相手はお前しかおらんと思うてる』
    津田の言葉。

    通用口の外で後輩社員が真由に気付き、手を振るのが見えた。
    真由はその彼の前に行くと、頭を下げた。
    「実はあたし、決まった人がいるの。ごめんなさい!」
    そう言うと、くるりと反対を向いて歩いていった。

    10.27才/音信不通
    津田からのメールはますます少なくなった。
    応答がない津田に対して、真由からのメールも自然と減ってしまう。
    何事もなく元気にしてくれてるのなら、と安心しているしかなかった。

    真由が安心していることはもう一つあった。
    はっきりした期日は知らなかったが、津田の赴任期間がまもなく終わるのだ。
    いったいいつ帰国するのか、それくらい連絡して欲しいとは思うけれど。
    まあアイツのことだから、明日帰るわ、なんてメールが急に来るんだろう。

    ・・

    赴任からまる3年を過ぎても、津田からの連絡はなかった。
    こちらからのメールへの返答も途絶えた。
    思いきってブラジルへ電話をかけたが、何か英語かポルトガル語?のメッセージが返るだけで、津田に繋がることはなかった。
    津田の実家にも聞いた。
    学生時代には何度も訪ねてお世話になったお母さんは「まだブラジルにいますよ」と教えてくれた。
    でもいつ帰ってくるのかは、家族にも分からないようだった。

    これだけ心配してるんやから、連絡くらいせぇ、ちゅうねん。
    真由は自分の部屋で一人でぷりぷり怒った。
    ふと思い出して、引き出しの奥から写真を出した。
    縄で縛られた女子高生ゾンビの真由。横で笑う津田。
    引き出しの中にあったのに、その写真はずいぶん色あせて、黄ばんでいた。
    セピア色の高校時代。
    彼のことが大好きだった。
    ・・あれ? 涙。
    真由はいつか泣いていた。
    写真を見ながらえんえん泣いた。

    幸せそうな二人が無償に憎らしくなった。
    引き出しからハサミを出して、写真に当てた。
    そのまま、まっすぐ二人の間にハサミを入れた。

    切り離した写真をゴミ箱に入れようとして、気がついた。
    何てことをしたんだろう。
    写真を合わせてテープで繋いだ。
    ごめんね。ごめんね。
    写真に向かって謝りながら、もう一度泣いた。

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