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    キョートサプライズ セカンド・特別編2(4/5) セピア色のフォトグラフ

    18.その朝
    真由は10日間で体重を3キロ落とした。
    体重計の上でガッツポーズをする。
    リバウンドが怖いけれど、まずはショーを乗り切ればいい。
    栄養にも気を遣って、毎日排便を心掛けた。ほら、肌の色もツヤも十分でしょ?
    緊縛、ど~んと来いっ。
    真由は一人でおどけてくすくす笑った。
    いよいよ今日、緊縛ショーに出演するのだ。

    引き出しを開けて、写真を出した。
    文化祭の緊縛ゾンビ。その隣に津田。
    一度切り離して、テープで張った、セピア色の写真。
    ・・昂輝、あたしを守ってね。
    真由はその写真をバッグに入れ、部屋を出て行った。

    19.KS公演会
    公演会の会場は、京都市内の繁華街の外れにあるクラブだった。
    半地下にあるフロアは、古びてあちこち黒光りしていた。
    築35年になるというそのクラブは、まもなく取り壊される予定だった。

    曽爾と真由たちが揃って会場に入ると、バニーガールが席に案内してくれた。
    場内にはバニーが何人もいて、飲み物などのサービスをしていた。
    どの子も見たところ20才前後。その美しさとセクシーさに目を奪われる。
    こんなに若くて可愛い子がいるのに、私がビキニなんて。
    真由は自分と比べて再び落ち込みかける。
    と、智佐子にどんと背中を叩かれた。
    「私たちは自分のすることを堂々とすればいいの。楽しみましょ」

    まもなく会場が暗くなって、ダンスとイリュージョンのショーが始まった。
    真由はテレビなどでイリュージョンは知っていたけれど、直接見るのは初めてだった。
    何もない箱から女性が登場したり、その女性の胴体を二つに切断したり、さらには鞄の中に隠れた女性が跡形もなく消えてしまったり。
    目の前で演じられるイリュージョンは迫力があった。
    それにテレビなら映像でごまかされているような感じもしたけれど、実際に見ると、どうしてこんなことができるのか不思議で仕方なかった。

    「えええ? どうなってるの?」
    真由が叫んだのは、女の子を閉じ込めたダンボール箱に、金属のサーベルを突き刺すイリュージョンだった。
    サーベルが何十本も突き通された箱の中から、女の子が手を出して振ったのである。
    「あの箱、本当に人が入ってんですか!?」
    「本当に入ってるよ」曽爾が笑いながら教えてくれた。
    「あれは、女性が命がけで頑張るイリュージョンなんだ」
    ええ!!
    真由は箱の中の女の子がどうなっているの想像する。
    まさか、本当に突き刺されて、それでも頑張って手を振ってるの???
    やがてサーベルが抜き取られてて、箱から女の子が再び現れた。
    箱に入る前はミニスカートの衣装だったのに、今は生足のレオタード姿に変わっていた。
    「よかったぁ」真由は思わずつぶやいた。
    「何がよかったの?」曽爾が聞いた。
    「ほら。あの人の足。どこにも刺さった痕がないから」
    「ぷっ」
    「何がおかしいんですか」
    「いや、江口さんみたいなお客さんばかりなら、演じる方もやりがいがあるだろうなって」
    「ああ~っ、もしかしてバカにしてます?」

    曽爾はタネを教えてくれた。
    ダンボールの剣刺しに特別な仕掛けはなくて、中の女性は突き刺される剣を巧みに避けているである。
    「・・剣を刺すマジシャンと呼吸を合わさないと駄目なんだ。間違えると本当に怪我をするからね」
    そうかー。
    でも、すごいなぁ。確かに命がけ。

    「曽爾さん、どうしてそんなに詳しいの? イリュージョンのこと」
    「ああ、僕,KSで緊縛を教えてもらったから、その間にイリュージョンのことも覚えたんだ」
    「そうやったんですか」
    「僕ら、文化祭のときもKSには世話になってるんだよ。ほら、江口さんも覚えてないかな? あの縄師さん、KSから来てくれたんだよ」
    そうやったっ、ようやく思い出した。
    あのとき、キョートサプライズって名前、聞いていた。
    真由は納得する。
    そうかそうか。だから緊縛でイリュージョン。
    ・・あれ?

    「ねぇ、イリュージョンと緊縛って、関係あるんですか?」
    「あるんだ、KSでは」
    「??」
    「そのうち出てくるんじゃないかな」

    20.エスケープ
    次の演目が始まった。
    二人組の女性が登場した。一人は白いスーツ。もう一人は黒いビキニ。
    ビキニの女性は肌が白く、胸も大きくて、なかなかのナイスバディである。
    白いスーツの女性が縄でビキニの女性を縛り始めた。

    高手小手!
    真由はすぐに分かった。
    ああ、あんなにきつく。肌に食い込んで・・。
    巨乳が縄で締められていっそう盛り上がった。
    ビキニの女性は腕、膝、足首を縛られ、そのまま足首にフックを掛けて天井から逆さ吊りにされた。
    そして背中を押されて、振り子のように揺らされた。
    本格的な緊縛だった。
    さっき、曽爾が、KSではイリュージョンと緊縛は関係すると言ったのはこのことだろうか。

    スーツの女性は退場して、観客の前には揺れ続ける逆さ吊りの女性だけ。
    彼女を吊るすロープが長いのだろうか。
    その振動は大きく、ゆっくりだった。

    5分過ぎた。
    ステージは何も変化がない。ビキニの女性が吊られているだけである。
    客席も静かだった。皆、静かにステージを見ている。
    いったい・・。
    不思議だったけれど、真由も黙って見上げた。
    あの人、まるで生贄にされる処女。
    ああ~っ、何考えてるんや、あたし。

    さらに5分過ぎた。
    逆さ吊りの女性の身体がぶるぶる震えた。
    おお~。客席から声が上がる。
    女性の腕を縛る縄が緩んで、床に落ちたのだ。
    ビキニの女性はロープエスケープを演じたのである。
    エスケープはイリュージョンではないが、熟達した演者によるパフォーマンスなのだ。
    上半身が自由になった彼女は、手を伸ばして自分で膝と足首の縄を解いた。
    スーツの女性が彼女が床に降り立つのを助ける。
    大きな拍手。
    真由も感激してぱちぱちと拍手をした。

    「・・そろそろ準備しましょか。出番よ」
    智佐子が声をかけた。
    ステージに見とれていた真由ははっとする。
    いよいよ、なのね。

    21.緊縛ステージ
    智佐子、新菜、真由の3人は更衣室で着替えさせてもらった。
    智佐子と新菜は赤と紺のチャイナドレス。
    そして真由は白いビキニ。その上にガウンを羽織る。

    ステージの脇に行くと曽爾が挨拶をしていた。
    招待していただいたお礼。曽爾とKSの関わり。出演者の紹介。
    そして。
    智佐子が真由の背に手を当てた。
    真由は頷き、二人でステージに歩み出た。

    ガウンが剥ぎ取られ、真由の身体が露わになった。
    一瞬、全身に浴びる視線をちくちくと感じた。
    でも、それ以上のことは何も考えなかった。
    智佐子が真由の腕を後ろに捻り上げる。
    その後、真由の意識は智佐子が振るう縄だけになった。

    きゅ、きゅ。
    縄が締まるたび、結び目がひとつ増えるたび、真由の身体と心は拘束されて行く。
    全身のあらゆる箇所に縄が絡みつき、締め上げていた。
    この被虐感。
    許されているのは、ただ喘ぐこと、苦しむこと。

    ふわり。
    爪先が床を離れて浮かびあがった。
    2メートルほどの高さに竹竿が渡されていて、真由はその下に横吊りにされたのである。
    胸、腹、腰、太もも、脛。
    智佐子はわざと柔らかい箇所を狙って縄を掛けている。
    その方が肌に縄が食い込んで美しいから。女体を苦しめて綺麗だから。
    「あぁ~・・・っ!」
    無意識に声が出た。
    智佐子はその口に白布を丸めて押し込み、上から縄で猿轡をして真由が叫べないようにした。

    観客は智佐子の緊縛の手早さに驚いた。
    曽爾の手ほどきで勉強した智佐子は、もう立派な一人前の女性縄師になっていた。

    22.三連縛オブジェ
    曽爾が新菜を縛り始めた。
    背中で手のひらを合わせさせて、その手首を縛り、上の方に吊り上げて固定した。
    後ろ合掌縛りである。指先はほとんど首の高さまで来ている。
    身体の柔らかい新菜だから可能な緊縛だった。
    床にうつ伏せに寝かせ、膝と足首を縛って逆海老にさせて、ホッグタイの形にした。
    チャイナドレスのスリットが割れ太もものつけ根まで大きく露出している。
    真由を縛り終えた智佐子も手伝って、新菜の口に縄を噛ませ、足首まで引いて首を反らせた。

    ふぅ!
    曽爾と智佐子は互いに微笑み合うと、手を取って並び、客席に向って頭を下げた。
    一斉に起こる拍手。

    ショーはこれで終わりでななかった。
    曽爾が新しい縄束を出した。
    そして智佐子を縛り始めたのである。

    まず智佐子の手首を前で合わせて縛り、それを頭上に吊り上げて直立させた。
    そうしておいて、肘から二の腕、脇、胸から腹まで、5センチ刻みで丁寧に縄を巻いて縛っていった。
    下半身はチャイナドレスの裾を股の間に挟ませてスリット側の足が完全に露出するようにしてから、やはり5センチ刻みに縄を巻いて固定した。
    二の腕の位置の縄は顔面まで覆って縛っているから、彼女の表情を見ることもできなくなっている。

    曽爾は智佐子の手首を吊る縄を緩めて、ぐいと横に引いた。
    智佐子の身体は一本の棒のようになってゆっくり倒れる。
    完全に倒れて床に転倒する前に曽爾が両手で受けて支えた。
    そのまま横抱きに立ち上がってお辞儀をする。
    再び拍手。

    真由を横吊りにした竹竿の下に行くと、千沙子の手首と足首に縄を縛って、それぞれの反対側を竹竿の両端に繋いだ。
    智佐子は手首と足首だけで吊られ、横吊りの真由の下で、さらに弓なりになって浮かんでいる。
    相当に苦しい体勢のはずだ。
    曽爾はそんな智佐子の前に立つと、腰によじ登って跨ってしまった。
    きゃあっ・・。客席の女性が何人か悲鳴を上げた。
    智佐子の腰が大きく沈み込んだ。苦しさが激痛に変わったはずである。
    もちろん彼女に逃れる術はない。ただ首をわずかに振ってもがくだけだった。
    手首と足首は耐えられるのだろうか?
    つい先ほど真由を見事に縛った智佐子が、今度は無残に縛られ苦しんでいる。
    凄腕の縄師としての智佐子。ハードな責めを受ける被縛モデルとしての智佐子。
    観客はその両方の姿を見せつけられたのだった。

    やがて曽爾は智佐子の腰から降りて、何か合図をした。
    真由と智佐子を吊るす竹竿がさらに1メートルほど上昇した。
    それを確認すると、曽爾は次に床に転がしたままにしていた新菜の元に行った。
    背中の縄を両手で握って持ち上げる。
    小柄な新菜の身体が逆海老になって浮かび上がった。
    それを智佐子の下に運び、智佐子の腰に繋いでぶら下げた。
    「んんん!!」
    智佐子がうめいた。
    彼女には再び激痛が走ったはずである。
    曽爾は逆海老になった新菜の身体を回して、彼女を吊るす縄を捩れさせた。
    手を話すと、縄の捩れが戻るのに合わせ、新菜が逆向きにコマのように回転する。
    回転が止まるまでしばらく放置した。

    その後、曽爾は真由の身体と智佐子の身体を新しい縄で繋ぎ合わせた。
    その位置は、真由の胸、腹、腰、太ももの4箇所である。
    智佐子の身体は弓なりに撓ったままだが、不安定だった体勢が安定した。
    彼女の手首と足首だけにかかっていた新菜の体重がようやく分散されたことになる。

    曽爾が深く頭を下げた。
    女体三体を使った緊縛オブジェの完成である。
    一番上の竹竿から、一番下で逆海老に反った新菜の腹までは約2メートルになる大掛かりな作品だった。
    一斉に大きな拍手が起こった。

    23.展示
    休憩時間になった。
    緊縛オブジェはそのまま展示され、写真撮影は禁止されたものの、自由に近づいて見れるようにされた。

    真由は陶然としていた。
    あたし、緊縛されて飾られてる。
    猿轡をされた顔、後ろ手に捻られた腕、縄が食い込んだ太もも、小っちゃなビキニで少し覆っただけのあそこ。
    全部見られてる。何もかも見られてる。

    曽爾が真由と智佐子の間を縄で繋いだので、真由には智佐子とその下の新菜の体重がかかっていた。
    わずかに痛みを感じる。
    これは智佐子さんと新菜ちゃんを支える痛み。
    でも下の二人と比べたら自分の苦痛など大したことはないと思った。

    智佐子は自分をこんなに緊縛して、そして今度は曽爾に緊縛されて自分の下に吊られているのだ。
    すごい人やな。
    昔、自分の担任だった人。今は緊縛する人で、緊縛される人。
    顔面を縄で覆われているので、智佐子の表情は分からない。
    ただ、彼女の息遣いだけが伝わってくる。
    辛そうで、気持ちよさそうだった。

    あたしも、感じてる。もう、エロエロに感じまくってる。
    ああ、智佐子さん、素敵。新菜ちゃんも素敵。
    みんな、ものすごく綺麗で可哀想。
    女に生まれて、良かったな。

    24.曽爾のイリュージョン
    横にいた曽爾がフロアの入口の方へ走っていった。
    誰かが入ってきたようだった。
    スーツを着た男性が曽爾と握手している。
    ・・あれ?
    あの背格好。あの横顔。
    ・・もしかして、昂輝?
    昂輝!

    客席の照明が暗くなった。休憩時間が終わったのだ。
    ああっ。見えへん!!
    昂輝!!

    曽爾がステージに戻ってきた。
    「・・では、彼女たちを解放します」
    一番に下に吊られている新菜が、床に下ろされた。
    続いて、智佐子。
    どちらも縄をたくさん使っているので、時間がかかるようだった。
    真由も、ただ自分の解放を待つしかない。
    ねぇ、昂輝っ。客席にいるの?

    新菜と智佐子は完全に解放された。
    互いに肩を支え合ってふらつきながらも、、客席に向ってお辞儀をした。
    真由は竹竿の下に横吊りになったままである。
    曽爾はステージの裾から、大きなテーブルを押してきて、真由の真下に置いた。
    ベッドのように細長いテーブルで、上に棺桶のような木箱が載っている。

    曽爾が話し始めた。
    「さぁて、私はイリュージョニストではありませんけど、KSで勉強したトリックを披露したいと思います」
    観客が喜んで拍手をする。
    いったい何を言ってるの? 真由には訳が分からない。
    自分は相変わらず竹竿の下に吊られたままなのだ。
    「・・ここに緊縛されている彼女を消します」
    ええ!!??

    竹竿がゆっくり降下した。
    真由も下がって曽爾が押してきたテーブルの木箱の10センチほど上に静止した。
    曽爾は大きなアーミーナイフを出すと、竹竿から真由を吊るす縄を一本ずつ切り始めた。
    縄が一本切れるたび、真由の身体は少しずつ落ち込んで行く。
    脛、腹、腰、太もも。最後に胸。
    真由は箱の中に落ちた。
    落下の距離はわずかだし、箱の底は柔らかいクッションのようになっていて、少しも痛くなかった。

    ただ、縄を解いてもらうのではなく、ナイフで切られて落ちたのは、ちょっとショックだった。
    まるでお肉の塊みたいやんっ。
    こんな扱いされたら、もう、あたし、ますますエロエロになるやんか~!!

    曽爾はテーブルの後ろに立つと、木箱を斜めに持ち上げて観客に中を見せた。
    木箱の中には、がんじがらめに縛られ、猿轡をされた真由が入っていた。
    その目は、困惑と不安でいっぱいである。

    曽爾は木製の蓋を持ってきて箱に被せた。
    蓋の周囲をカンヌキで固定し、南京錠を掛けた。
    「一人で全部やるのは大変・・」
    軽口を叩きながら、箱の四隅についているフックにそれぞれ縄を繋いだ。
    その縄の反対側を頭上に渡されたままの竹竿に縛り付けた。

    合図をすると竹竿が再び上昇し、それに合わせて木箱も浮かび上がった。
    曽爾はテーブルを押してステージ脇に片付けた。
    空中に浮ぶ木箱の後ろに立つ。
    木箱はゆらゆらと揺れていた。
    「さあて、生まれて初めてのイリュージョン、成功するでしょうか」
    木箱の底に手を当ててゆっくりカウントする。
    「ワン、ツー、スリー!!」

    箱の底が割れて開いた。
    底に敷かれていたクッションがばさりと落下する。
    しかし、一緒に入っていたはずの真由は落ちてこなかった。
    曽爾は箱の中に両手を差し上げて、中が空であることをアピールする。
    わ~!!
    客席から大きな拍手が起こった。

    ・・さぁて、この先はお二人次第。
    曽爾は頭を下げながら、つぶやいた。

    続き




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