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    氷結少女

    1.
    H氏は頭を抱えていた。
    6ヶ月前に買ったバルト海沿岸某国の通貨が大幅に下落していた。
    ずっと安定していたのに、先月突然発生した政情不安により急落したのだ。
    損失額は100万ドルを越えている。
    もちろんその程度の金額は、H氏の事業全体から見れば大したことはない。
    問題は別のところにあった。

    2.
    「おぉ~っほっほっ」
    執務室にやってきたS夫人が高笑いしていた。
    「お歳をめしてモウロクなさったんじゃありません?」
    S夫人の買った中米某国の通貨は乱高下を繰り返したあげく、先週から高値で小休止していた。
    半年前に申し合わせた賭けの期日は本日。
    「止むを得ん」H氏が苦々しげに言った。
    「賭けはあんたの勝ちだ。負けた方は何でも言うことを聞くのだったな」
    「そうですわ」
    「望みは何だ?」
    「うふふ」
    嬉しそうにH氏の執務室を見回すS夫人である。
    彼女は資産家の夫人で、歳の頃は30をいくらか過ぎたあたり。
    あり余る金を使って骨董品を買い漁ったり、あきらかに怪しい企業に投資したりしている。
    骨董は大半が偽造品だったし、投資した企業は経営者が逮捕されたりしてロクなことにはなっていない。
    「この子がいい♥」
    夫人は壁際に並ぶメイドの一人を指差した。
    明るい茶色に染めた髪をツインテールに括った、やや小柄なメイドだった。
    「あなた、お歳はいくつ?」
    メイドは困惑してH氏の顔を伺う。
    「構わん。直接返事しなさい」
    H氏に指示され、メイドは礼儀正しく頭を下げてから答えた。
    「18才でございます」
    「お仕事は?」
    「はい、使用人の勤労、経費の管理、それから教育などをしています」
    「若いのに偉いのねぇ」そう言ってにんまり笑う。
    「じゃあ、いなくなったら、あなたのご主人は困るかしら」
    「?」
    夫人はH氏に向いて言った。
    「・・バートリ伯爵夫人ってご存知かしら?」
    「16世紀の人物だな。ハンガリーだったか」
    「さすがにご存知ね。ずいぶん残虐な人で、とても寒い日に若い侍女を裸にして、湖の水をかけて氷漬けにしたってエピソードがありますわ」
    「うむ」
    「あたくし、それを知ったとき全身が震えましてよ」
    「同じことをしたいのか」
    「うふふ」夫人は再び笑った。
    「ウチの別荘がアラスカにありますの。まだまだ酷寒ですわ。人間の氷漬けなんて簡単に作れましてよ」
    「品の悪い趣味だ」
    「どうせ似たことをなさってるんでしょ? それにこの屋敷ではメイドのすべては主人の自由と聞いていますわ。その生死を含めてね」
    「一応、そういうことになっておる」
    「ならOKね。この子を頂戴。用が済んだら持って帰ってもいいですわ。生きているかどうかは保証しませんけどね」
    H氏は渋い顔をしたが、賭けに負けた以上、断ることはできなかった。
    「止むを得ん。・・お前、覚悟して務めてくれるか」
    そのメイドはすぐさま頭を下げて答えた。
    「旦那様の命でしたら、いかようにもなさって下さいませ」

    3.
    吹雪が続いていた。
    厳冬期は過ぎたとはいえ、気温はマイナス30度近くまで下がっていた。
    息を吐くと、それが空中で凍ってきらきら光った。
    その場所は凍りついた川の畔だった。
    モミの木の林に囲まれているはずだが、周囲は吹雪で何も見えなかった。

    「おぉ~っほっほっ。げほげほ」
    S夫人が高笑いしながらむせた。冷気をいきなり喉から吸い込んだらしい。
    すぐ側で使用人が働いていた。その数、十数人。
    大きな穴を掘る者。
    凍った川面を割って、分厚い氷の下の流水を汲む者。
    汲んだ水はバケツに入れて並べられていたが、その水の表面は早くも凍り始めていた。

    「どんな気分かしら?」
    夫人は脇に立つ少女に聞いた。
    他の者は万全の防寒服姿だが、少女だけは日本と同じメイド服で、手袋すらつけない両手に後ろ手錠を掛けられていた。
    足元にはさすがにスノーブーツを履かせてもらっているものの、その上はニーソックスに生足、ミニスカート。
    少女はこの格好で夫人の別荘から連れてこられたのである。
    全身に粉雪がこびりつき、まつ毛や髪の先が白く凍っていた。
    「あなた、可愛いわ」
    夫人は笑いながら少女を後ろから抱きしめた。
    無遠慮に胸や腰を揉みあげ、あげくにスカートをたくし上げて太ももを撫でる。
    少女は気丈な表情でじっと耐えていた。

    「さあ、この娘を裸に剥きなさい」
    夫人に命じられて使用人が少女の手錠を外そうとしたが、鍵穴がすっかり凍って開錠することができない。
    解氷スプレーを使ったりライターの火であぶったりしても、内部まで結氷した鍵穴はどうすることもできなかった。
    「服の方を切っておしまい!」
    少女は背中に回した手首を手錠で拘束されたまま、メイド服を切り裂かれた。
    袖はハサミで開いて脱がされ、下着もストラップを切り取って外された。
    下半身もすべて脱がされて、少女は吹雪の中で全裸になった。
    「うふふ、本当に可愛い」
    夫人は再び少女を抱くと、その乳房や下腹部を撫で回すのだった。
    「肌もすべすべね。乳首だってこんなに綺麗なピンク色」

    真横から雪まじりの風が吹き付ける。
    少女は唇を噛んで、がたがた震えていた。
    わずかな間ピンク色に見えた乳房や下腹部も、色あせて白くなっている。
    ずっとむき出しの手指は既に赤から紫色に変わりかけている。

    「あらあら可哀想に。こんなに震えて」
    S夫人が楽しそうに言う。
    「助けてとか、寒いとか、少しは可愛いこと言ってくれたら嬉しいんだけどなぁ」
    少女が振り返った。その目が大きく見開かれている。
    「助けて下さるんですか?」
    「うふふ。そうねえ」
    夫人は少女の髪をかき上げて、耳を噛んだ。
    「んあっ」
    少女は身をよじらせて声を上げる。
    「お、お願いです。・・何か、着せて、下さい」
    「寒いの? こうして抱いてあげてるのに」
    「さ、寒くて、死にそうです」
    「そう」
    夫人はいきなり少女の肩を強く押した。
    「きゃぁ!」
    少女はたちまちよろけて、掘られた穴の中に転がり落ちた。

    4.
    「水をかけなさい」
    バケツの冷水が少女の上に注がれた。
    汲んで置いてあった間に表面に氷が張り、その氷の破片も一緒に注がれた。
    「・・やあっ!!」
    穴の中で転がり回って逃げる少女を狙って、さらに冷水が浴びせられる。
    「あっ、・・がぁ!!」
    顔面に水をかぶった。
    濡れた髪がそのまま白く凍る。

    「あ、あたし、・・ど、どうなるんですか」
    少女が夫人を見上げて聞いた。
    「死ぬのよ。あなた、何も悪いことはしてないけれど、ここで凍って死ぬの」
    「あああああ!!」
    少女が首を左右に振りながら大きな声で叫んだ。

    ばしゃ。
    その間にも冷水が次々と浴びせらた。
    汲み置きのバケツが空になると、新しい水を川から汲んでまた浴びせる。
    ばしゃ。
    弾けた水が雪をザラメ状に凍らせ、さらにその上に水が溜まり、層をなして凍ってゆく。

    少女の動きが小さくなった。
    夫人は右手で合図して、作業を止めさせた。
    使用人に手を取られて穴の中に降り、少女の脇にしゃがみこんだ。

    少女は全身が薄紫色になっていた。
    目元から流れた涙の途中で頬で凍っている。
    よく見ると、濡れたまぶたも凍りついて、十分開かなくなっているようだ。

    夫人は手袋を外して指で少女の肌に触れた。
    「おお、冷た!」
    大げさに悲鳴を上げてから、少女の顔を叩く。
    「あなた、氷漬けになるまで、死んじゃったら駄目よ」
    「あ・・」
    少女が虫の息で訴えた。
    「死にたく、ない。・・助けて、くだ」
    「うわぁっ。まだ命乞いできるなんて、若いんだぁ。もう愛(いと)し過ぎて、ぞくぞくしちゃう!」
    夫人は少女の顔に自分の顔を近づけて、唇にキスをした。

    夫人は再び手を取られて穴から出た。
    途中で2度ほど滑って転んだが、何とか這い上がった。
    「おぉ~っほっほっ」
    再び高笑い。
    「かけなさい!」
    ばしゃ。
    少女は動かなくなり、周囲に溜まった水が次第に厚い氷となっていった。
    ばしゃ。ばしゃ。
    濡れた少女の肌も氷に覆われる。その氷が厚くなり、少女の姿が氷の中に埋もれてゆく。
    ばしゃ。ばしゃ。ばしゃ。

    氷結少女

    30分後、大きな氷の塊の中に、横たわった全裸の少女の姿がうっすらと見えるだけになった。
    「ほぉ~っほっほっ。とうとうやったわ!」
    夫人は小躍りして喜ぶ。
    氷漬けの少女をバックに記念写真。
    それから夫人は上から雪をかけて穴を埋めるように命じた。
    「春になって雪が解けたら、ちゃんと埋葬してあげますわよ!」

    5.
    雪穴を埋めるとS夫人の一行は別荘に戻っていった。
    雪原は無人になり、それからしばらくして吹雪が止んだ。
    モミの林の中から様子をうかがっていた集団がこちらにやってきた。
    その数、十数人。
    メイド服の上にアノラックを着込んだメイドたちだった。

    「ここです」
    先頭のメイドが指差した場所を、続くメイドたちが掘り始めた。
    他のメイドたちは、雪原にビニールシートを広げ、その上に毛布、防水シート、さらに丈夫なアザラシの皮の絨毯を敷いた。
    「出ました!」
    雪穴の中に氷の塊が現れた。
    メイドたちは、それを折損しないように慎重に運んで絨毯の上に置いた。
    小さなハンマーで少しずつ表面の氷を割って落とす。
    やがて、白い少女の裸体が露わになった。
    それは後ろ手錠の姿勢のまま、固く動かない。
    メイドの一人が首筋を手で融かして生死を確かめる。
    「まだ脈があります!!」
    わあっ。
    メイドたちの中に喜びが広がった。
    すぐに絨毯にこぼれた雪と氷を掃う。
    手錠の鎖をボルトカッターで切断し、手首から先と足首から先をアザラシの皮で作った袋で包んだ。
    その横で、二人のメイドがアノラックとメイド服を脱ぎ始める。
    酷寒の中でまったく躊躇することなく下着まで脱いで全裸になると、凍りついた少女に身をつけて横たわり、前後から抱きしめた。
    メイドたちは絨毯を端から巻き込み、そのまま三人をアザラシの皮の中に巻いてしまった。
    上下端を折り込んで、全体を縄で10センチ間隔に縛る。
    さらに防水シートと毛布で包み、ビニールシートとロープで梱包して円筒形の荷物が出来上がった。
    荷物をソリに乗せて固定し、雪穴を埋めた。
    「さ、行きましょう」
    メイドたちはS夫人の別荘とは反対の方角にソリを押して行った。

    雪原を2時間ほど進むと、スノーモービルが待っていた。
    その後ろにソリを連結する。メイドの一人がゴーグルをつけてスノーモービルに跨った。
    ここまで来れば、かん高いエンジンの音も夫人の別荘には届かないだろう。
    手を振る仲間たちを残し、スノーモービルは雪煙を上げて走り出した。
    これで近くのヘリポートまで1時間。
    さらに高速へりと自家用ジェットを乗り継いで、H氏邸の屋敷まで約8時間。

    6.
    2ヶ月後。
    S夫人は自宅の書斎で頭を抱えていた。
    例の中米某国の通貨が暴落したのだ。
    H氏との賭けに勝ったことで調子に乗り、ずっと保有していたのである。
    損失は3千万ドルに達する。
    さすがにこれは困った。
    夫に黙って買った通貨だから、ばれたら只ではすまないだろう。
    「お客様です」
    「今は忙しいわ。約束もなしにいったい誰?」
    「Hさまです」
    「通しなさい」

    客間に現れたH氏を見て夫人は驚いた。
    H氏の後ろに従うのは、あの少女だったのだ。
    以前と同じメイド服を着て、髪を茶色に染めていたが、あの長いツインテールではなくショートヘアになっていた。
    「あなた!!」
    「その節は大変お世話になりました」少女はそう挨拶して頭を下げた。
    「お世話をしたつもりはないだろう、こいつは」H氏が言う。
    「まさか幽霊じゃあないわよね?」
    「いいえ。何とか生きながらえました」
    少女は自分の手を広げて見せた。
    「!」
    彼女の右手は中指・薬指・小指がなかった。左手には親指以外の四指がなかった。
    そして手首から先全体に広がる、一生消えることのない凍傷の痕。

    「ど、どうして・・」
    「言っておくが、儂は何も命じておらんぞ」
    H氏がぶすりと言った。
    「まあ、用が済んだら持って帰ってよいと言ったのはお前で、それを覚えていたメイドたちがその通りにしただけだ。何の問題もないと思うがな」
    「あなた、あの中から助けてもらったの?」
    「はい。ただ、私を体温で暖めてくれた者が一人、肺炎をおこして死にました」
    「そ、それはお気の毒だったわね」
    「メイドたちが勝手にやったことだ。そのことは問わん」
    「当然ね」
    「・・それよりも、お前、為替で損を出しているだろう」
    「か、関係ありませんでしょ?」
    「それはそうだが、数千万ドルは被ったのではないかな。・・どうするつもりだ?」
    「心配してもらわなくても結構です」
    「そうか。それならお前の夫に伝えてもよいな」
    「や、いや、それはちょっ」
    「やはり困るのではないか。・・血は繋がっていなくても大切な妹のことだ。儂が融通してやってもよいが」
    「え、今何と? お義兄さま」

    S夫人は、H氏の先代、つまり父親が多く抱えた妾の一人が産んだ娘だった。
    H氏とはずいぶん歳が離れているが、義理の兄妹の関係である。

    「その何千万ドルかをお前の口座に補填してやろう」
    「よろしいのですか?」
    「もちろん条件がある」
    「・・」
    「お前は一族の者としてわきまえが足らん。蒙昧でありながら傲慢だ。儂はH家の当主としてお前の夫に申し訳ない」
    「いったい、どういう」
    「簡単だ。しばらく預かって性根を叩き直す。嫌ならお前の夫に今回のことを告げるから、どちらか選びなさい」
    「そ、そんな」
    「心配せずともよい。儂の仕事を手伝うと言えば、こちらの家の者は誰も反対せんだろう」
    H氏はメイドの少女を呼んで隣に立たせた。
    「お前の躾はこのメイドが受け持つ。逆らうことは儂が許さん」
    少女が両手を前に揃えて深く頭を下げた。
    「主人から容赦するなと命じらました。精一杯、務めさせていただきますので、どうぞ覚悟して下さいませ」

    7.
    H氏邸。
    「あぁっ! ・・ひぃ!!」
    S夫人が悲鳴を上げていた。
    メイド服を着せられて、麻縄で高手小手に縛られている。
    背中に繋いだ縄を吊り上げられて爪先立ち。
    スカートは後ろでめくりあげられて、ショーツを膝まで下げられ、むき出しの尻を鞭で打たれていた。
    ぴしり!
    「きゃあ!!」
    鞭を振るうのは、もちろんあの指導役の少女である。
    「・・ですから、お手洗いの掃除は裸足でするものと、説明しましたでしょう?」
    「だ、だって」
    「抗弁は許しません」
    ぴしり!
    「あああっ!!」
    夫人は尻を打たれる度に身をよじって悲鳴を上げた。
    ぴしり!
    ぴしり!

    少女は手袋をした手に器用に鞭を握っていた。
    凍傷で指を切断けれど、失った指を惜しいとは思わなかった。
    これからもお勤めを続けることができる。
    主人に、お客様に、お尽くしすることができる。
    それ以上、何を望むというのか。

    両手を吊る鎖を外すと、夫人はその場に崩れ落ちた。
    尻には鞭打たれた痕が無数の赤い筋となって残り、その一部からとろりと血が流れていた。
    H氏からは多少の傷を残した方が本人のためだと言われている。
    主人の意向は絶対である。
    少女は、これからも同じ箇所だけを狙って鞭を打つつもりだった。
    傷ついた箇所を何度も繰り返し打てば、そこだけ肉が盛り上がって二度と消えない痕となるだろう。

    S夫人がゆっくり顔を上げて自分を見上げた。
    その目が涙ぐんでいた。
    鞭打たれた身体の痛み、そして理不尽に責めを受ける悔しさ。
    「躾をいただいた人に対して、申し上げる言葉がありましたでしょう?」
    「・・あ」
    夫人はしばらく躊躇して、それから言った。
    「ありがとうごさいました。・・これからも粗相があれば、どうぞこの身に、ば、罰を与えて下さい、ませ」
    そう言いきった夫人の目。
    涙が溢れた目の中に、妖しく燃える炎を少女は見逃さなかった。
    「よく言えましたね」
    少女はその場に膝をついて、夫人の頭を抱いた。
    「あ、・・ああぁ~ん!!」
    夫人は自分よりはるか年下の少女の胸に抱かれ、大声で泣き出した。

    ・・メイドが接待するお客様は、優しい方ばかりではない。
    メイドを嗜虐的に扱うことを好むお客様もいる。いや、むしろそんなお客様の方が多い。
    それでもメイドは自分の身よりもお客様の満足を優先してお尽くしする。
    それがH氏邸のメイドが果たすべき職務であり、喜びである。

    あの吹雪の中、S夫人は少女が命をかけて尽くしたお客様だった。
    夫人の好みに合わせて全力で泣き叫び、死の淵まで行って、ご満足いただけた。
    自分は夫人を少しも恨んでいない。
    それどころか、他の誰も経験しない責めをいただき、ご奉仕する機会を与えてもらったことに感謝していた。
    それがH氏邸のメイドなのだ。メイドの精神なのだ。

    ・・S夫人にその精神を理解してもらう。
    少女は考えていた。
    主人の期待を超えていると分かっている。
    でも、自分の直感が正しければ、この人は自分と同じ『女』だ。
    お育ちのせいで少し尊大だけど、本来は責めるより責められる方。
    尽くされるより、尽くす方。
    きっと分かってもらえると確信していた。

    少女は夫人の顔に顔を近づけた。
    そしてあの吹雪の中で夫人が自分にしたように、夫人の唇にキスをした。



    H氏邸シリーズもついに10作目です。
    年に2回の掲載ペースがすっかり定着してしまったようです。

    「H氏邸のメイドは、その命も自由」
    ようやくこの設定をお話に書くことができました。
    死地?に赴くのは、『ハンガー』『被虐派遣』の彼女です。
    登場時は16になったばかりだった彼女も18才。
    救いのないお話にはしなかったつもりですが、いかがでしょうか。

    バートリ伯爵夫人は、侍女の氷漬けよりも、若い娘をさらってはその生き血を浴槽にためて入ったと言われることで有名ですね。
    私はかつて桐生操さんの本で読み、血生臭いお風呂より美しい氷漬けの方に惹かれたものでした。
    今ではネットで様々な情報が簡単に見れますから、興味のある方は調べてみて下さい。

    酷寒地の描写はイメージで描いています。
    さすがにマイナス30度の世界は知らないので、たぶん正確ではないと思いますが、お許し下さい。
    私自身は、かつて2月の釧路で明け方マイナス17度まで経験したことがあります。
    そのときの印象は「慣れれば普通」でした。
    日中でもマイナス5度以下の気温でしたが、街行く人々は内地と変わらない格好。
    コンビニの正面には、制服JKの皆さんが超ミニスカ生足で座り込んでいます。
    あの女の子たちはたとえ地球全体が氷河に覆われてもずっと同じ格好なんだろうなぁww。

    ありがとうございました!




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    No title

    SFでは氷漬けは、生物や物を半永久的に保存する描写で描かれていることが多いです。氷漬けでは腐りもしませんから、手っ取り早い保温方法とも言えましょう。たしかに血なまぐさい美少女よりも、氷漬けの美少女の方が醜くもあり、美しいかも知れません。夫人が氷漬けを選んだあたり、美学と残虐差が伺えますね。H氏邸のメイドは氷漬をされても尚、主人やお客様に喜んでもらうために尽くす。まさに「H氏邸のメイドは、その命も自由」のテーマに添っています。キョートサプライズと志は同じでも違いがあり面白いです。マイナス30度の世界は、私も体験した事もないですが、ロシアのオイミャコン村では最低気温が-71.0℃を記録したそうですよ。そんな気温でも村が存続できてしまうのには驚きです。マイナス30度も慣れれば普通かもしれませんね。制服JKの皆様は冬はミニスカートで寒くないのかと姿を見かける度に思います。しかし、ミニスカートからの太ももとかはいいですね。冬でも眼福ものです(笑)質問なんですけど、H氏邸のメイドにキョートサプライズみたいな、手品やイリュージョンをやってくれと、主人やお客様に言われたらやってくれるんですかね?

    Re: No title

    ◎とうめいさん
    氷漬けは美しいです。
    今回のような嗜虐行為ではなく、展示鑑賞を目的とした氷漬けをどこかでやってみたいと思っています。

    さて、H氏邸をキョートサプライズと比べた方は、とうめいさんが初めてですヨ。
    ただし両者はかなり世界観が違います。
    唯一同じなのは、どちらも女性が被虐的立場を受け入れていること。(私のどの作品でも同じですって?ww)
    ちょっと頑張って違いを記してみましょう。

    ★この下はネタバレ的記載があります。古くからの読者様以外はお読みにならない方がいいかも★

    キョートサプライズの女性達は被虐的立場を楽しんでいます。
    FBと呼ぶ役割の女性はお客様に喜んでもらうために責めを受けますが、それは自分自身の被虐性によります。
    身体に縄や鞭の痕が一定期間残る程度はOKでも、それ以上の危害は絶対にNGです。
    だから責め手の側に参加するためには、厳しい審査を通る必要があります。
    相手を信じるからできるプレイに体当たりで臨むのがKSの女性と言えます。

    一方、H氏邸のメイド達は被虐に性的興奮を感じるM性は持ち合わせますが、あくまでお客様に満足していただくことが喜びです。
    命を失うことすら、それで喜んでいただけるなら嬉しいと考えます。
    といって無謀ではなく、どんなお客様に対しても冷静に判断して最上のご奉仕を提供する知性を持ちます。
    ときにはお客様の方がメイドの手の上で踊らされて、満足することだってあります。
    滅私の精神と高い知性に裏付けられた「おもてなし」(笑)をするのがH氏邸のメイド達と言えます。

    もし、H氏邸のメイドがマジックやイリュージョンをやれと言われれば、きっとプロ顔負けの技を見せるでしょう。
    でもタネがあると分かっているイリュージョンをH氏邸の客が喜ぶかどうかは疑問ですね。
    タネなしのイリュージョン、例えば人体切断や剣刺しをリアルに行えば喜ぶかもしれません。でもそれではただの殺戮ショー。
    そんなことにH氏が経費をかけて育てたメイドを費やすことはまずないだろうと思います。

    余談としてイリュージョンを題材にした残虐小説をたまに見ますが、私がそれ系の作品を書くこともまずないだろうと思います。

    長々と失礼しました!


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    82475

    Author:82475
    女性の拘束に関わる小説/SSと
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