スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    キョートサプライズ セカンド・第8話(1/4) 3年4組緊縛お化け屋敷

    1.洛上高校3年4組教室
    クラス委員長の曽爾則之(そにのりゆき)が議決をとった。
    「賛成26、反対9。ではお化け屋敷のキャストは全員女子、ということで決定します」
    やったぁ! え~? いややぁ~、もうっ。
    教室の中に一斉に歓声と不満の声が溢れる。
    「静粛に~っ」「静かにして下さーい!」
    曽爾と副委員長の渡辺聡美が呼びかけるが黙る者はいない。
    ばんっ!!
    「はい、黙りなさい!!」
    担任の篠田智佐子が立ち上がると、大きな声で机を叩いて教室を静かにさせた。
    「みんなで議論して決めたんだから、もう文句は言わない! 反対してた人達もちゃんと決定に従うこと」
    おぉ~。小さなどよめきが起こった。
    多数決をする前までは、智佐子本人が、女の子だけのお化けは客寄せ狙いが露骨過ぎるのでないかと発言していたのである。
    「高校生活最後の文化祭を全員で楽しく盛り上げましょうっ」

    智佐子は昨年度新卒で赴任してきた2年目の新任教諭だった。
    担任を持つのは今年が初めてだから、何としても文化祭を成功させたかった。
    なかなかまとまらなかったクラス展示がようやく決まったからには、生徒達には早く結束して準備を進めて欲しい。
    智佐子自身の意見を主張しているときではないのである。

    「では、次の議題。・・キャストの方針が決まったので、お化けのデザインは富沢さんにお願いします。よろしいですか?」
    ぱちぱちぱち。これは全員が賛成した。
    大きな眼鏡をかけた富沢ほのかが立って挨拶する。
    「どうもぉっ。なら女の子のお化けを来週までに考えてきまっす。期待しててね~」
    彼女は漫研の部員で、高校生ながらインターネットのイラストSNSで人気を集めるCG作家でもあるのだった。

    「配役とスタッフは来週のLHで決めます。・・あと、何か、意見はありますか?」
    「はい」
    一番後ろの席に座っていた男子生徒が手を上げた。
    「津田くん、どうぞ」
    「せっかく高校最後の文化祭やし、先生にも出てもらわれへんか?」
    「えっと、それは、篠田先生にもお化けになってもらう、ということですか?」
    曽爾が聞いた。その目がきらりと光ったように見えた。
    「そうです」
    「えっ、私?」智佐子が驚いた。
    おお、ええぞーっ。面白~い! ええやんか先生も女やねんし~。
    クラス中が一気に盛り上がった。
    女だけのお化けに反対していた女子達も喜んで拍手をしている。
    「富沢~っ、先生の分も描いてきて~」
    「まかせて~っ。すごくセクシーなお化け描いてくるわ~!」
    わぁ~っ。ぱちぱちぱち・・。
    「ちょ、ちょっと」
    智佐子は慌てたが、もうどうしようもなかった。

    こうして、洛上高校3年4組のお化け屋敷プロジェクトはスタートしたのである。

    2.KS事務所
    仕事が済んで帰ろうとしたところで、瀬戸宗弘は凪元有咲(なぎもとありさ)と丸尾瞳に声を掛けられた。
    「瀬戸さ~ん♥」
    「ちょっとお話ししましょ♥」
    瀬戸はKSで梱包/配達のアルバイトをしている大学生である。
    ここで働くようになってようやく1年。KSでは有咲と瞳の方が先輩だった。
    そのせいか、瀬戸はこの女子高生コンビによくからかわれる。
    確かに最初の頃は失敗も多くて迷惑もかけたけれど、今はもう一人前だ。
    4才も年上なんだし、いい加減その小馬鹿にしたような馴れ馴れしい態度は止めて欲しいよ。
    「何ですか」
    「えへへ♥」「こっちこっち♥」
    「??」
    二人に両手を引かれて、1階の倉庫に連れ込まれた。
    こいつらが語尾にハートをつけて話しかけてくるときは、大抵ろくなことがない。
    「ここなら誰もいませんから」
    「うふふ。ウチら、瀬戸さんやったら襲われても抵抗しません♥」
    「あのね、大人をからかうのもいい加減に」
    「はいっ。これ」
    渡されたのは『ハロウィン・ホラーハウス 企画書』と記されたホチキス綴りの資料だった。

    瀬戸は訳が分からないままにページをめくった。

    20XX年10月、平和だった学園に異変が起こった。
    地下に封印されていた魔王サタンが突如蘇り、手下の魔物達が学園を襲い始めたのだ。
    魔物に襲われた生徒は生ける屍(しかばね)ゾンビとなって他の生徒を襲い、そして襲われた生徒もまたゾンビになってゆく。
    学園はゾンビが闊歩するホラーゾーンとなった!
    あなたはゾンビの攻撃を避けながら、学園のどこかに捕らえられているミカエル姫を見つけて、魔王封印のためのカードを手に入れなければならない。
    3年4組が贈るお化け屋敷『ハロウィン・ホラーハウス』。
    西棟3階 入場無料。


    「何すか、これ」
    そこに書かれた文章を読んでから二人に聞いた。
    「だからぁ、お化け屋敷するんです。文化祭で」
    「ウチはお化けで、瞳は衣装の担当」
    「この子、ゾンビになるですよぉ。怖くないでしょ」
    「何言(ゆ)うてるん。絶対にびびらせてみせるから。きゃはは」
    「もう、有咲ぁ。笑ってたら瀬戸さんに分からへんでしょ」
    あの、笑わなくても全然分からないんですけど。
    「あ、スミマセン。それで、キャラデザの子が描いてきたお化けが、どれも色っぽくて」
    「みんな拘束されてて、縄で縛られてたりするんです」
    「それやったら、本当に縛ろってことになって」
    「あ、先生にはちゃんと許可もらったから大丈夫ですよー」
    「そやけど篠田先生、よお分からへんでOKって言うたな絶対」
    「うん、そう思う。きっとびっくりするね。あたしら本格的に緊縛するつもりやもん」
    「あのド真面目な先生、縛られてどんな顔するかやろ」
    「うふふ」「きゃはは」
    二人はその場で笑いこけている。
    瀬戸だけが困った顔で頭の上に大きな「?」マークを立てていた。

    何度も聞き直してようやく瀬戸が理解したのは次の通りだった。

    有咲と瞳は高校の同じクラスで、そのクラスでは文化祭の出し物でお化け屋敷をする。
    登場するお化けは、どれも縄で緊縛されている設定である。
    ダブルキャストで交代しながら縛られることにしたが、縛り方が分からない。
    だから自分に縛り方を教えて欲しい。

    「ウチらKSで縛られてるから分からなくもないけど、人に教えるなんて無理やし」
    「そもそもKSでバイトしてるのも秘密だし、普通の高校生が縛れるなんて変でしょ?」
    「それで、知り合いに縄師の人がいるって言ったら、みんな大喜びで」
    「その人に教えてもらえって」

    何でそういうことを勝手に決めるの。
    だいたい、知り合いに縄師がいる高校生も普通やないでしょ。

    「そういうことでしたら、洋子さんか典子さんに言って・・」瀬戸は溜息をつきながら言う。
    「ああ~、それダメ」「うん、ダメダメ」
    「なんで?」
    「洋子さんがタダで受けてくれるはずないでしょ?」
    まあ、確かに。
    「ウチら、お金ないし」
    「だから瀬戸さん、お願い♥」「洋子さんと典子さんには内緒で、ね♥」
    「しかたないなぁ。・・あっ」
    と、いうことは。
    「もしかして、自分もタダで教えろってことっすか?」
    「うん!!」「んなこと、当たり前やんねぇ~」
    うう~っ、自分、どこまでこの子らに舐められるんやろか。
    「そおやっ、大事なこと言い忘れてたっ」瞳が叫んだ。
    「お化けの役はね、全部クラスの女の子がするんですよー」
    え?
    「そうそうっ。練習んとき、可愛い子ぎょうさん連れて来るからね」
    「どう? 瀬戸さん。本物の女子高生、堂々と縛れますよー」
    ええええ~!?
    「ちょっと瞳ぃ。ウチらかって女子高生やんか」
    「あ、そっか。・・瀬戸さん、嬉しくないですかー?」
    いや、嬉しいけど。キミら以外の女子高生やったら。
    「そぉや、こんなんは? ・・どの娘も、キンバク処女でっせぇ」
    「あ、それいいっ。・・どや? 生まれて初めて縄を受ける女子高生や。どないな反応するか、見たないかー」
    「何それ、おっさんやん。きゃはは」「あんたこそ。きゃはは」
    「そしたらウチらは何やの」「んー、キンバク開発済み?」「ぷ、きゃはは」

    ふう。瀬戸はもう一度溜息をついた。
    女子高生コンビは目の前にいる瀬戸を忘れたように勝手に盛り上がっていた。

    3.最初の緊縛練習
    洛上高校のグランドに隣接する体育系クラブ棟。
    その中にある男子陸上部の部屋に、生徒達と瀬戸が集まっていた。
    集まった生徒は、クラス委員長の曽爾則之と副委員長の渡辺聡美、縛り担当の津田昂輝、新井大輔、志賀雄二、そしてゾンビ役の凪元有咲と江口真由の7人である。
    「せっかく来てもらったのに、変な場所ですみません。お化け屋敷のことは校内で秘密なので」曽爾が瀬戸にそう言って謝った。
    「ホントにきちゃない部屋でごめんなさい」真由も言った。
    「きちゃないは余計やろ」隣で津田が文句を言う。
    「なら、汚いやなくて、臭い」
    確かに部室の中は陸上の道具やユニフォームなどが散乱している上に、汗臭い匂いが充満していた。
    「お前なぁ、そんなん言うんやったら、そっちの部屋使こたらええやないか」
    「何で女子陸の部屋に男子を入れてあげなあかんのよっ」
    「まぁまぁ」皆が二人をなだめる。
    津田は男子陸上部、真由は隣の女子陸上部の所属である。
    二人とも3年生だから部活は引退しているが、この日はわざわざ部室の鍵を借りてきてくれたのだった。
    つまらないことですぐに口喧嘩する仲だが、お互いにまんざらでもない様子で、当の二人を除き周囲からカップルと認められていた。

    聡美が説明した。
    「キャストは、ゾンビが2種類、磔魔女、ギロチンメイド、首吊り娘とお姫様。魔女とメイド以外は縄で縛ります」
    「分かりました」瀬戸は答えた。
    有咲と瞳からもらった企画書にはキャラクターのデザインも載っていたから、およそのイメージは分かっていた。
    どうせお化け屋敷の暗闇の中だ。凝った縛りはしなくていいだろう。
    それよりも、無理なく安全に、である。
    「えっと、今日ここにいる出演者は・・」
    「はぁいっ。ゾンビ子でーす」真由が手を上げた。
    「ウチもゾンビっ」有咲も手を上げる。
    「二人ですね。じゃあ・・」
    瀬戸が言いかけると、聡美が恥ずかしそうに手を上げた。
    「・・あの、わたしも首吊り娘で出ます」
    「女子は全部で12人が交代で出るんです」曽爾が説明する。
    それは大変だ。
    縛り役は、かなり効率よく縛れるようにならないないと。

    瀬戸は練習用の綿ロープを出した。
    「まず見本で自分が縛ります。誰かモデルしてくれますか。あ、モデルっていうのは練習で縛られる人のことです」
    それなら、当然ウチね。
    有咲が志願しようとしたら、先に真由が手を上げた。
    「あたし、やります」
    「お、江口が1番か。もしかしてドM?」津田がさっそくからかう。
    「あほっ。あんたらのためでしょーが。感謝しなさい」
    「へーい」
    「これは真面目な練習なのよ。津田くん達には間違いなく縛れるようになってくれないと困るの」聡美も言った。

    真由は制服のブレザーを脱いでブラウスとスカート姿になった。
    その後ろに縄束を持った瀬戸が立つ。
    他の生徒が興味深々の目で回りを囲んだ。
    「手を後ろで組んで下さい」「はい」
    背中で組ませた真由の手首に縄を数回巻きつけた。
    「意識して緩めに巻きます。柔らかい縄ですけれど、絶対にきつく縛らないように」
    巻いた縄を手首の上で結んで緩まないようにする。
    「このまま胸の上に回します・・」
    上腕と胸の上にくるりと巻いて背中の縄に掛け、さらに2回回して縛る。
    「うわ、速っ」瀬戸の作業を見て津田がつぶやいた。
    「すごいな」新井と志賀も同意する。
    別の縄を追加して胸の下に巻く。
    「縄の張りはこれくらい。指を入れて確かめて下さい」
    男子達は順番に真由の縄を触って確認する。それは思ったよりもずっと緩かった。
    「次に絞り縄を掛けます。目立たないけれど、大事な縄です」
    瀬戸は喋りながら縄を右の脇の下を通し、前に出すと胸下の縄に掛けて、再び脇の間から背中に回す。
    「反対側も」
    同様に左の脇の下にも通し、左右の絞り縄を引いて絞った。
    胸縄が締まり、ブラウスのバストがきゅんと持ち上がった。
    「あ・・」真由が小さな声を上げた。
    瀬戸は背中の余分な縄をまとめるようにして縛った。
    「はい、後ろ手縛りの完成です」
    腕時計を見る。意識してゆっくり縛って3分半。
    あとは縛り手の腕次第。
    でも無理に速く縛らせるのはやめた方がいい。

    「ねぇ。痛くない?」聡美が真由に聞く。
    「どこも痛ないよ。・・ただ」真由が首を捻って自分の背中を見て答えた。
    「あたし、全然動かれへん!」
    「僕らにも見せてよ」
    津田が真由の腕のロープに指を掛けて確認する。
    先ほどは緩めだったロープが、しっかりと真由の身体を締めていた。
    「すげぇ」「ぜんぜん緩まないね」
    新井と志賀も感心して言った。

    「では、皆さんも縛って下さい」
    真由の緊縛を見本に、新井と志賀が有咲と聡美を縛り始めた。
    「凪元さん、きつkない?」
    新井が有咲に聞いた。
    「あ、大丈夫だいじょーぶっ」
    「そう? 痛かったらすぐに言ってね」
    おっ、新井。優しいやんか。有咲は心の中でつぶやいた。
    ホントはもっときつく縛ってほしいけどね。えへへ。
    縛られながら、隣の志賀と聡美のペアを見る。
    新井と比べて志賀は余裕がない。
    志賀は聡美を縛りながら縄の取り回し方が解らずに瀬戸に質問を繰り返していた。
    聡美は顔を伏せてじっとしている。
    志賀が背中の縄を引き絞ると、縛られた手首が持ち上がり、聡美は目を閉じて震えた。
    ・・渡辺さん、赤くなって、感じてる。
    ほんの少し縛られただけで、あんなに表情が変わるなんて。渡辺さん、可愛い。
    志賀が聡美の胸の上下に縄を巻いた。ブラウスの下から胸が盛り上がる。
    おぉ~渡辺さん、おっぱい大きっ。
    気ぃ付かんかったなぁ、ウチのクラス委員があんな巨乳やったなんて。
    ご本人は自分の胸なんて意識する余裕もないみたいやけど。
    それにしても、志賀! あんた作業が荒っぽすぎるで。自分が縛る女の子のこと、もっと気をつかえ~っ。

    「はぁ~」緊縛の見本になっている真由が深呼吸をした。
    自分の縛られ具合を確かめるように、背中の腕をもぞもぞ動かしている。
    「江口、しんどいか?」傍にいた津田が小声で聞いた。
    「大丈夫。ちょっと不思議な気分になっただけ」
    「どんな気分?」
    「すごいなーって」
    「何が?」
    「あたし達、プロの縄師さんに縛り方教わってるんやで。大人の世界やなあって」
    「そおやな」
    「ほら、渡辺さんなんて、すごく色っぽい顔」
    「え? そうか?」
    「もう、分からへんの? 津田。そんなんやったら女の子にもてへんよ」
    「悪かったな、もてへん男で。・・でも、江口のことは色っぽいって思ったで」
    「え? あたし?」
    「江口、さっき、ちょっと声だしたやろ。あれ、お前には珍しく色っぽかった」
    「・・」
    「何、赤い顔してんねん」
    「あほ!」
    真由は慌てて言い返した。
    確かにあのとき、絞り縄を掛けられて思わず声を出した。
    自分の身体がきゅっと締められる感覚。まるで魔法をかけられたみたいに気持ちがよかった。
    本当は今も気持ちいい。
    でもそれを津田に教えるのは恥ずかしかった。
    初めて縛られて気持ちいいなんて、本当にドMみたいやないの。

    有咲と聡美の緊縛が完成し、瀬戸が江口の縄を解いた。
    「じゃ、次は凪元さんの緊縛を見本にして、津田くんが江口さんを縛る練習」曽爾が指示した。
    「休憩せんへんでも、ええか?」津田が真由に聞いた。
    「平気平気。ぜんぜんしんどくなかったもん。・・それより津田、ちゃんと教わるんやで」
    「よぉ~っし」
    津田が腕をぐるぐる回した。

    この日、津田・新井・志賀は、それぞれ真由・有咲・聡美を3回ずつ縛って練習した。
    瀬戸は引き続き緊縛のコーチに来ることを約束したが、3人に対してはOKを出すまで自分達だけで絶対に縛らないように命じた。

    続き




    関連記事
    スポンサーサイト
    [PR]

    [PR]

    コメントの投稿

    非公開コメント

    プロフィール

    82475

    Author:82475
    女性の拘束に関わる小説/SSと
    落書きを書いてます。

    更新案内と目次


    自己紹介
    メール送信/コメント投稿について

    カテゴリ
    最新記事
    最新コメント
    ブログ内記事検索
    (コメントの検索はできないみたいです)
    リンク

    ◎pixiv

    pixiv 82475のpixivページ
    R-18/R-18G 閲覧設定していないと見れません。

    ◎検索サイト

    駄文同盟.com
    駄文同盟.com


    ◎このブログへのリンクについて

    リンク、ブックマークは
     http://82475.blog15.fc2.com/
    へお願いします。
    「いつか感じたキモチ」 バナー
    メールフォーム

    名前:
    メールアドレス:
    タイトル:
    本文:

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。