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    キョートサプライズ セカンド・第8話(3/4) 3年4組緊縛お化け屋敷

    7.拡大緊縛練習
    文化祭が1週間後に迫った土曜日。
    KS事務所2階の練習場に3年4組の男女生徒が20人近く集まっていた。
    この日は、瞳たちが作ったコスチュームの衣装合わせ、そして章と瀬戸が緊縛指導を行う最後の練習だった。
    キャスト全員と関係する担当の生徒も集まるので、もはや陸上部室には入れず、KSで場所を提供することにしたのである。

    「瀬戸さん、ど~お?」
    女子高生ゾンビの衣装で後ろ手に縛られた有咲が、瀬戸の前でくるりと回って見せた。
    「その縄は誰が縛ったんですか?」
    「津田くん」
    ああ、あの陸上部の彼か。
    見回すと、その津田は別の女子生徒を真剣な表情で縛っているところだった。
    前は荒っぽい縄だったけれど、今日はずいぶん落ち着いたようだ。
    これなら合格点を上げてもいいかな。
    「うん。いいじゃないですか」
    「ねぇ、緊縛よりも服の方、見てくれません?」
    服?
    それはあちこちに裂け目を入れて破いた上から、墨汁と血糊で汚したセーラー服だった。
    「学校の制服ですか? それ」
    「制服やったら、こんなボロボロにできへんでしょ」
    「これはね、ド◯キで買ったパーティ用」瞳が横から言った。
    「ねっ、ゾンビに見えます?」
    「そんなにヘラヘラ笑ってたら見えませんよ」
    「そっか。なら・・」
    有咲は笑うのを止め、歯を剥いて怖そうな顔をした。
    「どう、怖いでしょ」
    「うーん・・」瀬戸は腕組みをして考え込むふりをする。
    「もうっ。本番では絶対に怖がらせて見せる!」
    「本番のときは、ちゃんとメークしてカツラもかぶるから、全然違いますよ~」
    瞳が笑いながら言った。

    ・・

    練習場の中央。
    角材を組んで作った門形の吊り台から、首吊り娘役の渡辺聡美が吊るされていた。
    「い、痛くありません」
    かすれるような声で報告する聡美の顔は既に真っ赤だった。
    その横では、章が聡美の身体に取り付けたハーネスの具合をチェックしている。
    ハーネスは人間くす玉の訓練で使う一番太いベルトタイプを着用しているが、首吊娘のドレスの下にうまく隠れていた。
    「いいでしょう。じゃ、次は縛って吊るしましょう」
    ・・あぁ、また縛られる!
    聡美は何も言えないうちに床に下ろされた。
    すかさず章がハーネスからワイヤーを取り外す。
    「志賀くんでしたっけ。彼女を縛って下さい」
    「はい」
    章に呼ばれて、聡美の緊縛担当である志賀が縄を持った。
    直立の姿勢で硬直している聡美に声をかけた。
    「大丈夫。固くならないで、渡辺さん」
    「あ、・・はい」
    聡美はようやく自分の腕を背中で組んだ。その聡美に志賀が縄を掛け始める。

    「へぇ、上手いもんだな」章が志賀の手つきを見て感心した。
    最初の頃はおぼつかなかった縄の扱いも、今はすっかり手馴れたものになっていた。
    「瀬戸さんに教わったおかげです」志賀がちょっと得意気に説明する。
    へぇ、やるじゃないか。瀬戸くん。
    章は練習場の反対側にいる瀬戸をちらりと見て思った。

    平然と縛り続ける志賀に対して、縛られている聡美の心中は穏やかでない。
    身体に縄が巻きつくたびに、結び目が一つずつ締まるたびに、胸の鼓動は増し、心は平静から遠ざって行く。
    いったいどうしてこんな気持ちになるんだろう。
    最初の練習で縛られた夜、聡美は眠れずに過ごし、そしてようやく理解した。

    自分は、縛られて、自由を奪われることに興奮したのだ。
    自由を奪われて、無力になる。もうどれだけ弄ばれたって、抵抗できない。
    わたしの一切。ええっと、前に読んだことがある。何ていったっけ。
    国語辞典で調べた。そうだ、生殺与奪。
    『生かすも殺すも、与えることも奪うことも、思うままになること』
    あぁ、辞書なのに、こんなに刺激的な説明。
    わたしはクラスの男の子に縛られて、生殺与奪の一切を委ねる・・!
    その夜、聡美は布団の中で、きゅんきゅんする胸を押さえ、まんじりともせず過ごした。

    もちろん、理屈では分かっている。
    男の子達はわたしの生殺与奪なんて考えてもいない。
    ただ、クラスで決まった役目だから縛っているだけだ。
    勝手に妄想してトロトロになっているのは、わたしの方。
    わたし、どうしようもない変態のマゾだ。

    あれから練習で縛られる度に、心臓が壊れそうなほどに興奮した。
    最初のうちはどこか具合でも悪いのかと心配してくれたクラスメート達も、今はもう何も言わなくなった。
    それどころか緊縛担当の志賀にいたっては、毎回「大丈夫やから」とか「心配せんで」とか、自分を落ちつかせるように声をかけてくれるようになった。
    もしかして、クラスの全員に自分がマゾだと知れ渡ったのだろうか。
    それを思うと恥ずかしくて身を隠したくなる。
    こんな女がクラス委員なんてしてていいのだろうか。

    聡美は有咲に相談した。まさに清水の舞台から飛び降りる思いだった。
    自分が縛られて感じる気持ちを正直に告白した。
    すると有咲はあっけらかんと言ったのだった。
    「そんなん普通やん」
    「普通なの?」
    「誰かてマゾの気はあるし、縛られてドキドキするよ。ウチかて同じやもん」
    「凪元さんも?」
    「うん。それでえっちな気分になったりもするよ。・・渡辺さん、初めて縛られた日、オナニーせえへんかった?」
    「え」
    オナニーは、していた。
    トロトロになってオナニーをした。
    「ああっ、ごめんっ。あけすけに言いすぎるんがウチの悪いとこやねんな」
    「あ、いえ」
    有咲は笑って言った。
    「渡辺さん、いつも静かで、あんまり冗談も言わへんし、ウチらちょっと近づきにくかったけど・・」
    え、わたし、近づきにくかった?
    「今はそうは思わへんよ。渡辺さん、ウチらと同じ、普通の女子やわ」
    「・・」
    「お化けやる子、どの子も多かれ少なかれ縛られて感じてるから、気にせんでもいいと思うよ」
    「わ、わかった」
    「ウチのクラスはみんな優しいし、絶対に誰も渡辺さんのこと馬鹿にしてへんから」
    そうか、そうなのか。
    聡美は有咲に話して、少しだけ気が楽になった。
    ・・でも。

    「なら、上げます。・・渡辺さん、頑張って」
    志賀が言うなり、頭上のウインチが小さな音を立てた。
    ハーネスにぐいと力がかかって引き上げられる。
    あぁ、吊られた・・!
    後ろ手に縛られた手は少しも動かせない。
    足も床から離れて、いくら動かしても空を蹴るだけである。
    もう、何もできない・・。

    「首吊りの縄はどうするんですか?」章が聞いているのが分かった。
    「あ、それは、こうやって・・」
    志賀は脚立の上に立って聡美の首にダミーの縄の輪を掛け、縄の反対側を上の木の梁にピンで固定した。
    「よし、揺らせてくれる」
    「おっしゃ」
    操演担当の男子生徒が、聡美の首の位置に繋いだワイヤを引いた。
    宙に浮ぶ聡美の身体が左右にゆっくり揺れる。

    ああ・・。
    わたし、なされるがまま。

    「彼女、真っ赤になってるけど、あれでお化けに見えるの?」
    「白塗りでメークするから、本番ではどれだけ赤面しても構わないそうです」
    「なるほどね」

    あああああ・・・。
    もはや何も考えられない状態のまま、聡美は振り子のように揺れ続けた。

    ・・

    同じ練習場の反対側。
    「これでどうですか?」
    縛り終えた曽爾則之が聞いた。瀬戸は曽爾の縄をチェックする。
    「いいでしょう。もう一人で縛っても大丈夫ですよ」
    この生徒は一番スジがいい。
    瀬戸は、わずかの練習で縛れるようになった曽爾に感心していた。

    もともと、お化け屋敷の緊縛は、津田・新井・志賀の三人で担当することになっていた。
    しかし実際にキャストのシフトを検討する段階になると、三人だけでは難しいことが分かってきた。
    お化け屋敷は1時間に1回10分間休憩し、この休憩の間にお化け役の女生徒が交代して縛られるスケジュールである。
    実際に交代作業をテストすると、時間ぎりぎりに完了するのがやっとで、ほとんど余裕がなかった。
    休憩時間を長くすれば緊縛作業の余裕は確保できるが、時間当たりに入場できるお客の数が大幅に減ってしまう。
    そこで緊縛の担当者を四人に増員して、縛られていた女子の縄を解く作業と交代の女子を縛る作業を並行して行うことにした。
    追加の緊縛担当に立候補したのが、クラス委員長の曽爾だった。

    「曽爾くん、上手~」
    椅子に座って縛られた女生徒が言った。
    お化けのキャラクターデザインを描いた富沢ほのかである。
    彼女自身もゾンビに扮して出演するが、縛られる役ではない。
    この日は曽爾が練習するにあたり、自分も緊縛体験をしたいとモデルを申し出たのだった。

    「初めて縛られたんだよね? 上手かどうか分かるの」曽爾がほのかに聞いた。
    「分かるよ。こんなに縛られてるのに全然痛くないもん。・・上手な縄師が掛ける縄は女の子に優しいんやで。瀬戸さん、そうですよね?」
    「まあ、そう言いますね」
    何でそんなこと知ってるのだ、この子は。
    瀬戸はそう思いながらも、ほのかに同意する。
    確かに曽爾の縄はモデルにほとんと負担をかけていない。
    大したものだと思った。
    理屈だけではなかなか分からない縛りの感覚を、曽爾はたった一日で身につけたようだった。

    「もう一回だけ、縛らせてくれる」
    縄を解いた後で、曽爾がほのかに頼んだ。
    「もちろん。あたし、曽爾くんの練習台なんやから、遠慮しないで縛って♥」
    「ありがとう。・・じゃあ、さっそく」

    ほのかは椅子に座って両手を後ろに回した。
    その手首が合わせて縛られる。上腕と胸の上下に縄が巻きつき、後ろで括られたかと思うと、背中の手首がくいと持ち上げられた。
    「んっ」自然と声が漏れる。
    絞り縄が施されて、胸縄がきゅんと締まった。
    背中で吊り上がった手首と締めつけられる縄の感覚。
    ああ、気持ちいい。
    これやったら、いくらでも縛られるよ。

    ・・高手小手か。
    瀬戸も感心していた。
    『高手小手縛り』に厳密な定義はないが、一般には後ろ手に縛った手首を肘より高い位置に固定する緊縛である。
    身体の硬い女性を高手小手で縛ると肘の関節を痛める可能性があるので、今まで瀬戸は生徒達に、手首を無理に高い位置で縛らないようにと指導していた。
    しかし、今、目の前で曽爾が縛った高手小手は、ほのかの腕を美しく自然に吊り上げている。
    ほのかの関節が柔らかいこともあるが、何より曽爾の緊縛に無理のないことが、綺麗な高手小手を作り上げているのだ。
    洋子さんなら彼をKSにスカウトしたがるだろうな、と思った。

    「あの、足も縛っていい?」上半身を縛り終えてから、曽爾が聞いた。
    あれ? 足まで縛ったキャラなんて、いたったけ?
    ほのかが考えていると、曽爾が言った。
    「足縛るのは僕の趣味」
    おーい、委員長~っ。あんたねぇ。
    ほのかは心の中でツッコミを入れてから、笑って答えた。
    「好きなだけ縛ってちょーだい!」

    合わせた足首に縄が巻かれて、さらに直角に割り縄が掛けられた。
    同様に脛、膝、太ももも縛られた。
    新しい縄を椅子の前脚の間に渡し、その縄に足首を固定して動けなくされた。
    「んー。やっぱりこっち側も・・。立てなくするには・・」
    曽爾は何かぶつぶつ言いながら後方に回り、別の縄でほのかの背中を椅子の背もたれにつけて固く縛った。

    うわぁ、すごいっ。全然、動かれへん!!
    感動するなぁ。
    あたし、モノになってるぅ!

    「ごめんね、ちょっとやりすぎたかな。・・すぐに解くから」
    曽爾がそう言ってほのかの縄を解こうとした。
    「ちょ・・、待ってっ。曽爾くん!」
    ほのかが叫んだ。
    「その前に写真っ。・・あたしのカバンにデジカメ、入ってるから、」
    「デジカメ?」
    「そ、それで、あたしの正面と横と、あと後ろもっ、バストアップと全身、4~5枚ずつ撮ってっ」
    「富沢さんを?」
    「資料にするのっ。こんなチャンスめったにない!」

    曽爾はカバンを開けて、中からコンパクトデジカメを取り出した。
    「このカメラ?」
    「うん、お願い!」
    カシャ、カシャ。
    ストロボの閃光が部屋を照らし、全員がこちらを見た。

    「あぁ~っ、ほのちゃん、写真撮ってるぅ!!」
    「いいないいな~。あたしも、撮ってほしい~!!」
    「きゃぁ! あたしも撮ってぇ」「ウチも~!!」
    緊縛されている女子達が一斉に騒ぎ出した。
    「いいよぉ!! あたしのカメラ、どんどん使って~♥」ほのかが縛られたままで叫ぶ。
    緊縛担当の男子達は、女子全員の緊縛写真を撮ってまわるはめになった。

    8.担任・篠田智佐子
    文化祭本番の二日前。グランドに面した校舎の4階。
    図書室に隣接する司書室に3年4組担任の篠田智佐子と、クラス委員の渡辺聡美、衣装担当の丸尾瞳がいた。
    智佐子は国語の教諭だが、兼務で図書の担当をしているので国語科準備室とは別に司書室にも机を持っていて、普段はこちらで執務をしていた。
    司書室には智佐子だけで他に誰もいないのを幸い、智佐子が着る衣装の試着に来ているのである。

    「ごめんね、ぜんぜん手伝えなくて。それにこんな衣装まで作ってもらって」
    「いいんですよー。結構楽しんでやってますし」スカートの裾を合わせながら瞳が言った。
    「よかった。ちょうどですね」
    「先生、よく似合ってます」聡美も言う。
    「これ、本当にあなた達が作ったの? すごいねぇ」
    智佐子は自分の背中を見下ろしながら言う。
    「でも、ちょっと露出が大き過ぎない? 何だか恥ずかしいなぁ」
    生徒が作って持ってきた衣装は、胸元から伸びる左右のストラップを首の後ろで結ぶホルターネックで、腰の近くまで背中が大きく開いたドレスだった。
    「先生も若いんやから、これくらい肌を見せないとダメですよー」
    「そうかなぁ」
    「文化祭の前の晩からブラはつけないで下さいね。跡つきますから」
    「はい」

    瞳が入口の方に向いて叫んだ。
    「準備できましたよぉ~」
    扉を開けて入ってきたのは、クラス委員長の曽爾である。
    「どうも。緊縛担当です」
    「え、何の担当?」
    「先生。そのドレス、よく似合ってますよ。綺麗です」
    曽爾はお世辞を言いながら、手にした紙袋から金色の縄を出した。
    「これはキョートサプライズさんで借りてきた、金色の綿ロープ」
    「曽爾くん。いったい何をするの」
    「先生。お化けの緊縛のこと、忘れたんですか?」瞳が言った。
    「それは知ってるけど」
    「だから、この縄で今から先生を縛ります」曽爾がすまして言った。
    え?
    「練習できるのは今日だけですから、そのつもりでお願いします」
    えええ?
    「手首を後ろに回して下さい」
    え、え、えええええ!!!
    智佐子はみるみるうちに緊縛されて行くのであった。

    続き




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