スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    行儀見習(1/2)

    1.
    父さまと母さまから2週間の行儀見習に行くよう言われたのは、中学2年生の終わりの春休みに入る前だった。
    「突然のことで驚いたかもしれないけど、しっかり学んできなさい」父さまが言った。
    「あなたにとって、とっても大事なことなの」母さまも言った。
    2週間といえば、それだけで春休みが終わってしまう長さだ。
    でも私は素直に従った。
    自分を深く愛して育ててくれた父さまと母さまが大好きだったから、逆らうなんて考えもしなかった。
    学校の友達には、両親のことを父さま母さまと呼ぶなんて、どんなお嬢様よ、とよくからかわれる。
    別にうちはお金持ちでも何でもなくて、父さまは普通のサラリーマンだし、母さまも普通の専業主婦だ。
    でも、私はずっと父さま母さまと呼んできたし、これからもそれを変えるつもりはない。

    2.
    そのお屋敷はとても大きくて驚いた。
    綺麗なメイドさんがたくさんいて、私は目を離すことができなかった。
    フリルのエプロンをあしらったミニスカートのメイド服はとっても可愛いくて、自分もあんな格好ができたらいいなって、ちょっと憧れた。

    行儀見習に集まった女の子は、私を入れて8人だった。
    さっそく、支給された制服に下着まで全部着替えさせられた。
    白いブラウスと紺のロングスカートはメイド服じゃなくて残念だったけど、上品で清潔感に溢れていた。
    「ようこそ」
    私達の前に背の高いメイドさんが立って話をした。
    「私が皆さんの教育の責任者です。私のことは、ただ『メイド長』と呼んでもらえば結構です」
    「素敵なお姉さま・・」
    隣の子がメイド長をうっとりと見ながらつぶやいた。
    確かにメイド長は目が大きくて鼻筋の通った綺麗な人で、美人揃いのメイドさん達の中でとりわけ美人だった。
    百合っ気のある子がコロリといっても不思議はなかった。

    「ここには、立派なご家庭に育ち、学校の成績も優秀な人が集まっています」
    メイド長はそう言って私達をぐるりと見回した。
    「とはいえ、皆さんのことは厳しく指導しますので、そのつもりで。・・さっそくですが、そこでつまらないことを口にしたあなた」
    「え」
    メイド長は私の隣の子を指差した。さっきメイド長を見て素敵とつぶやいた子だった。
    「あなたに名誉ある最初のお仕置きを受けてもらいます。前に出なさい」
    おどおどと前に出た子を皆の前に立たせた。
    「これが行儀見習に来る人の爪ですか」
    「あっ」
    右手を捻り上げて、伸ばした爪とマニキュアを皆に見せた。
    「それから、この髪も、せめて括るならまだしも、こんなにだらしなく伸ばしたままでは、埃を舞い上げながら歩くようなものです」
    背中まで伸ばした髪をわしづかみにして言った。
    メイド長はどこから出したのか大きなハサミを持つと、その子の髪をばさりと切り落としてしまった。
    「や、やぁっ!!」
    「髪は肩に掛からない長さに。他の皆さんにも従ってもらいます。さあ、立って、こっちに来なさい」
    その場に泣き崩れた子の腕を掴んで立たせた。
    部屋の隅に、アルファベットの "T" の字の形をした柱が立っていた。
    それは私達の胸くらいの高さで、"T" の横棒には中央と両端に丸い穴が三つ開いてる。
    閂(かんぬき)を外すと横棒が上下に別れ、丸い穴がそれぞれ半分になって開いた。
    「ここに手と首を乗せなさい」
    穴の中にその子の手首と首をはめ込み、その上から再び横棒を乗せて閂を掛けた。
    これでこの子は、前屈みになったまま手と頭を固定されて動くことができなくなった。
    「これはピロリー。首枷台です」
    私達に向かってスカートのお尻が突き出されて小さく震えている。
    メイド長はそのお尻を2~3回軽く叩くと、スカートを背中までめくり上げた。
    「あぁ!」
    白いTバックショーツとレースのストッキング、ガーターベルトが丸出しになる。
    これは、制服と一緒に支給されて全員が着用している下着だ。
    同じ14才とはいえ、お尻に食い込むTバックの下着とガーターベルトはセクシーで挑発的だった。
    私も同じものを穿いてるんだ。
    私は思わずスカートの上から自分のTバックを押さえた。
    他に何人も自分のお尻に手を当てている。

    首枷台

    メイド長は丸見えになったガーターベルトを外して、その上ショーツも膝まで下ろしてしまった。
    「あ・・」
    首枷台に固定された子はもはや何をされても抵抗できない。
    「今日は初めてですから、鞭は10回だけにしましょう。皆もよく見ているように」
    メイド長は細い皮の鞭を出すとそれを片手でしごいた。
    まさか、あれでお尻を?
    そのまさかだった。
    メイド長はその子に向かって鞭を振り上げ、むき出しになったお尻を打った。
    ぴしり。
    「きゃっ!」
    ぴしり。
    「いやぁ!!!」
    白い肌に鞭の痕が刻まれる。
    ぴしっ。
    「ぎゃああ!!」
    ぴしっ。
    「あああぁ!!」
    メイド長は同じ場所を続けて打たないように、注意して鞭を使っているようだった。
    まんべんなくあちこちに赤い筋が刻まれて、お尻全体が一様に赤く染まって行く。
    ぴし!!
    「やあぁっ!! はぁ、はぁ・・」
    ぴし!!
    「ああぁん! も、もう、止め・・」
    ぴしっ!!
    「はぁああ・・ん!!」
    「あと3回」
    メイド長はムチを持ち替えて言った。
    「もう、許して。・・お、お願い」
    「勘違いしないように。あなたを罰するために打っているのではありません」
    ばちんっ。
    「あぁん! あああ」
    「ここでは、あなた達は鞭を受ける立場であることを思い知ってもらうために、打っているのです」
    ばちんっ。
    「はあん、あああっ」
    「さあ、最後です。特に強く打ちますから覚悟なさい」
    「・・はい」
    ばちっ!!
    「あああああ!!!」

    最後の鞭の音と女の子の悲鳴が部屋に響いた。
    「あ・・、はぁ・・、はぁ・・ん、」
    「これから毎日、全員に鞭を打ちます。それはあなた達の務めと心得なさい」
    私達は自分の胸に手を当てたまま、何も言えなかった。
    「さあ、鞭打ちが終わったら、必ずお礼を言うのです。あなたのために鞭打ってくれた人への感謝の気持ちを忘れないように」
    「あ、」
    「はい?」
    「あ、あり・・」
    「聞こえませんよ?」
    「ありがとう、ございましたっ。・・あぁっ、ああああっ」
    その子はお礼を言うと、大きな声で泣き出した。
    メイド長は優しく微笑むと、その子を首枷台から解放して、床にうつ伏せに寝かせた。
    「そこの、あなた。この子に薬を塗ってあげて」メイド長は私に向かって言った。
    「あ、はい!」
    私は慌てて駆け寄り、渡された軟膏をその子のお尻に塗った。
    そのお尻は、りんごのように真っ赤で、蒸し上がった饅頭のように暖かくなっていた。
    「はぁっ・・ん!」
    鞭打たれた子はお尻を触られて身を震わせた。
    「はぁ・・ん」
    まさか。
    私は思った。
    この子、気持ちいいの? こんなに打たれて気持ちいいの?
    両足の間に透明な液体が流れていた。
    おしっこだろうか? それとも。

    私達は一人ずつ髪を点検されて、ほとんどの子がその場で短く切られた。
    それからあの首枷台に拘束されてお尻に鞭を受けた。
    生まれて初めて打たれた鞭は、刺すように痛くて熱かった。
    どうしてこんな目に合うんだろう。
    その夜、合同の寝室では皆が泣いて、そして寝入ってしまった。

    3.
    翌日から本格的な行儀見習が始った。
    毎朝、私達は二人ずつ組になって、お屋敷のお掃除をさせられた。
    お掃除といってもお部屋や廊下ではなく、もっぱらトイレ、しかも従業員用のトイレのお掃除が私達の仕事だった。
    辛かったのは、必ず裸足でお掃除しなければならないことだった。
    私達はスカートが濡れないようにたくし上げて括り、ストッキングを脱いでから、お掃除にかかった。
    あてがわれた道具もバケツと雑巾だけだったから、床に膝をついて、冷たい水で絞った雑巾で床や便器を磨いた。
    お掃除が済むと、点検されて、少しでも磨き残しがあればやり直しを命じられた。
    そしてその後、お掃除の結果にかかわらず、全員が首枷台で鞭を打たれた。

    午後は礼儀作法の訓練だった。
    何も知らない私達は、まず挨拶の仕方だけを徹底的に教えられた。
    両手を前で合わせまっすぐ前を見て立つ。目上の人が来たら頭を下げる。
    たったこれだけのことが、きちんとできるようになるまで3日かかった。
    礼儀作法訓練の後は、またお尻に鞭を受けた。
    「お尽くしする気持ちを持ちなさい。あなた達はまだお尻を打たれるしか能がないのだから、それで精一杯尽くすのです」
    そう繰り返し言われた。

    こんな生活が7日間続いた。
    どの子のお尻も猿のように腫れ上がっていた。
    ずきずきする傷みは常に消えることなく、自分が奴隷のような存在だと思い知らされた。

    逃げ出す子が一人もいなかったのは不思議だった。
    いいえ、後になって思えば、逃げ出さないのは当然だった。
    そこには「適性」のある者だけが集まっていた。
    健康で知的で美しく、素直で従順な女の子。
    代償を求めず身を捧げる献身性、そしてどんな責めも受け入れる被虐性。
    私達は注意深く観察され、選ばれていたのだった。

    数限りなく鞭打たれる中で、皆が気づいた。
    お掃除でも礼儀作法訓練でも、よく頑張って上手にできたときは、お褒めの言葉を受けてから、強く、たくさん打たれる。
    失敗したときは、叱咤されるだけで、鞭は緩く、場合によってはひと打ちもいただけない。

    メイド長は誰も分けへだてせず、えこひいきもしなかった。
    厳しいけれど、私達が頑張ったときはそれを理解して、笑顔で褒めてくれた。
    褒めてもらえた後の鞭打ちは、痛くても辛くなかった。
    それどころか、額に汗を光らせて鞭を振るってくれるメイド長に感謝の気持ちを感じた。
    逆に、叱られた後に鞭を打ってもらえないと、寂しさすら感じるのだった。

    4.
    8日目から衣装が変わった。
    上着のブラウスとスカートは同じだけど、下着が変わった。
    Tバックのショーツの代わりに、皮でできた貞操帯を穿かされた。
    それは鍵を掛けると自分では外せない、下半身の拘束具だった。
    鍵はメイド長が管理して、許しがないと外してもらえない決まりだった。
    貞操帯は前後に穴が開いているので、トイレは問題なかった。
    でも、それ以外の箇所は自分で触れることができなくなった。

    どの子も貞操帯の機能と目的は知っていた。
    それは、女性のセックスの自由を奪うだけでなく、自分を慰める自由も奪うのだ。
    私達は全員バージンだった。貞操帯を初めてつけた夜に告白し合って確認した。
    オナニーは皆が知っていた。
    ここに来てから、大っぴらにはできないけれど、トイレやベッドの中で行為をした子は何人かいた。
    私自身は一度もしなかったけれど、それでも貞操帯をつけてから後はエッチな気分に悩まされるようになった。

    その日から私達の日常が一変した。
    午前のお掃除と午後の礼儀作法訓練は何も変わらない。
    でも私達の頭の中にはいつでも貞操帯があった。
    自分では外せない貞操帯が、私達の自由を奪っていた。
    私達はスカートの上から貞操帯を押さえては溜息をつくようになった。
    お風呂には入れてもらえず、毎晩絞ったタオルで身体を拭くだけになった。
    毎日の鞭打ちもお休みになって、私達は、少し安心したような、物足りないような毎日を送った。

    5.
    がちゃん!
    大きな音がした。
    廊下の飾り台に飾ってあった花瓶が落ちて割れたのだ。
    「あぁ、・・申し訳ございません!!」
    それは、メイド長のことを「素敵」と言って最初に鞭打たれた子だった。
    「どうしましたか!?」メイド長が飛んできた。
    「あ、あたし。・・いえ、わたくし、ぼうっとしていて、ぶつかって」
    「悪いのはこの子だけではありません! わたくしも、注意していませんでした!」
    「わたくしもっ」「いえ、わたくしも」
    皆がその子を弁護した。
    貞操帯のせいで注意が散漫になった己を責めていた。
    「どうぞ、罰して下さい!」「あぁ、わたくしも罰を」「わたくしも!」
    「・・分かりました。では、連帯責任として皆さんに罰を与えます」
    あぁ、罰って、もしかして鞭打ちかしら?
    「実は今夜にも、皆さんの貞操帯を外すことを予定していましたが、それを最後の日まで延期します。もちろんお風呂も鞭打ちの再開も延期です」

    それからは、私達の態度が少し変わった。
    貞操帯を意識しないのは無理だけど、お掃除や礼儀訓練はそれを忘れるくらいに頑張るようになった。
    トイレのお掃除は雑巾で拭くだけでは足りなく思えて、便器の中を指で擦って磨くようになった。
    自分達ができるのはトイレの掃除しかないけれど、それでお屋敷が綺麗になることが嬉しかった。
    行儀作法訓練でも、ちゃんとお客様をお迎えする挨拶とお見送りする挨拶ができて、メイド長に褒めてもらえるようになった。

    6.
    行儀見習の最後の夜になった。
    メイド長から、お屋敷の旦那様が会ってくれるからお風呂で綺麗にするようにと言われて、皆が髪と身体を洗った。
    貞操帯は外せないから、隙間をスポンジで洗い、届かないところはお互いに指を入れて洗った。
    ほんの2週間前まで見ず知らずの仲だったのに、今はお尻の穴まで洗い合っている。
    おかしいね、と皆で笑った。

    広い廊下をメイド長について歩いた。
    ここは私達が過ごした従業員用のエリアではなくて、お客様をお招きするエリアだった。
    私達は行儀作法訓練で教わった通り、無作法にきょろきょろすることなく、両手を前で合わせて歩いた。
    ときどきすれ違う他のメイドさんに頭を下げると、相手もにっこり笑って会釈を返してくれる。
    きちんと振舞えることが、とても嬉しくて誇らしかった。

    広い部屋、といってもこのお屋敷では多分普通の部屋に入って、私達は息をのんだ。
    そこはまるで結婚式の披露宴の会場みたいに大きな丸いテーブルが並んでいて、それぞれのテーブルの上に縄で縛られたメイドさんがいた。
    一番近くのメイドさんは、両手を背中で拝むように合わせて縛られていて、胡座(あぐら)に組んだ足首が胸につくまで小さく折り畳まれていた。
    その隣のテーブルでは、身体を逆海老に反らせたメイドさんが自分の足で頭を挟んで縛られている。
    さらにその隣では、体操選手みたいに180度開脚で縛られたメイドさんがそのまま前屈してぺちゃんこになっている。
    どうしてこんな目にあってるんだろう。
    どんな悪いことをしたんだろう?
    「この子達は、この春、中学を出て屋敷に入った新人、つまりあなた達より一つ上の先輩です」
    私達は驚きのあまり何も言えなかった。
    このメイドさん達はこの間まで中学3年生だったのか。
    「このような姿をお楽しみいただくことも、大事なお務めのひとつです」
    そうか。
    私は理解した。これは罰なんかじゃない。
    私達の鞭打ちと同じだ。
    縛られることでお尽くししてるんだ。
    当然のお務めなんだ。

    「あぁ・・」
    目の前の胡座で縛られたメイドさんが小さな声を出した。すごく可愛くて色っぽくて、同性でもぞくぞくする声だった。
    その人の顏は反対を向いていて、表情を伺うことはできなかった。
    でもきっと素敵な表情をしているはずだと思った。

    「皆さん、並んで」
    私達は慌てて一列に並んだ。
    初老の男性が、お供を何人か連れて部屋に入ってきた。
    威厳があって、ちょっと怖そうで、それでいてどこにでもいそうな普通のおじさん、それが旦那様だった。
    「今年の新人メイドと行儀見習、合わせて14名です」
    私達は一斉に頭を下げた。
    「うむ」
    旦那様はぽつりと言って、テーブルで縛られたメイドさんを順に見て回った。
    それから私達を見ながら前を通り過ぎて、お供の男の人が置いた椅子に黙って座った。

    7.
    「さて、皆さんはとても優秀でした。願わくば、皆さんとの縁がこれからも続くよう祈っております」
    メイド長が私達に向かってにっこり笑って言った。
    「それでは、私があなた達のために示してあげられる最後のお手本です・・」

    旦那様のお供の男性が二人、メイド長の側に歩み寄り、メイド服を脱がせた。
    黒いブラとショーツだけになったメイト長の手首に皮の手枷をつけると、その手首を天井からのロープで引き上げた。
    そして爪先立ちになったメイド長の正面と後ろに分かれて立つと、大きな鞭を手にした。
    その鞭は、まるで、サーカスでトラやライオンを打つための鞭かと思うくらい、太くて長かった。
    ・・え?
    男性二人がメイド長に向かって同時に鞭を振りかざした。
    あんな鞭で打たれたら、死んじゃうっ。
    教わった作法に反するけれど、私は顔を顔を背けて目を閉じてしまった。
    ばちんっ!!
    「ああっ!!」
    すさまじい鞭の音と、メイド長の悲鳴が聞こえた。
    ばちんっ!!
    ばちんっ!!
    「くっ! 目をそらさないで、・・こ、こっちを、見て」
    メイド長の声がして、私は恐るおそる目を開いた。
    ばちんっ!!
    メイド長は、今にも倒れてしまいそうになりながら耐えておられた。
    むき出しの肌に前後から鞭が当たり、その場所にくっきりと赤い傷が刻まれて行く。
    ばちんっ!!
    ブラがはじかれて、形のいいバストが露出した。
    ばちんっ!!
    「はぁっ!!」
    そのバストにも鞭に打たれて、横真一文字に赤い痕が刻まれる。
    ばちんっ!! ばちんっ!! ばちんっ!!
    鞭打ちのペースが速まった。
    とうとう膝が折れて、吊られた手首だけで体重を支える体勢になった。
    前後から鞭で打たれるのに合わせて身体が大きく揺れている。
    「やぁっ!」「メイド長さまっ」
    何人かが叫んだ。
    「うろたえないでっ。・・お尽くしする、気持ち。わ、忘れないで!」

    メイド長のお気持ちが伝わってきた。
    それは自分の身を捧げてお尽くしする気持ちだった。
    私達はメイド長を見ながら涙を流した。
    顔をゆがませて苦しみながら耐えておられるメイド長の姿は、心が震えるほど美しくて、一生忘れないと思った。
    「みんな、泣いてないできちんとしよう!」
    「うんっ」「そうねっ」
    私達は姿勢を正して並び直した。
    メイド長が鞭打たれながら微笑んで下さったような気がした。

    8.
    長い時間が過ぎて、鞭打ちの音が止んだ。
    たぶん100回以上鞭を打たれて、メイド長はぐったりと動かなくなっていた。
    身体は傷だらけ、髪もばらばらに乱れて、手首だけで雑巾のように吊られた姿は、綺麗だったメイド長とは思えなかった。
    でも、私達はその姿を感動しながら見ていた。
    あんな立派なメイドになりたいと思っていた。

    私達は乱れずにじっと前を向いて並んでいた。
    やがて、後ろの方で物音が聞こえて何かを運び込む気配がしたけれど、誰も勝手に振り返って見るようなことはしなかった。
    何の準備をしているのか、ちゃんと分かっていた。
    ずっと緊縛されている先輩のメイドさん達。
    すさまじい鞭打ちの見本を見せて下さったメイド長。
    次は、自分達の番だ。

    「さぁ、お前達の気持ちを見せてくれるか」
    旦那様がおっしゃった。
    私達は一斉に深く頭を下げ、それから振り返った。
    そこには、首枷台が私達の人数分並んでいて、その横にはそれぞれ鞭を持った男性が立っていた。
    私達は再び一礼して首枷台に歩み寄り、自分から頭と手首を差し入れた。
    がちゃり。
    閂がかかって、私達は固定された。
    スカートが背中までめくり上げられる。
    貞操帯が解かれてお尻が涼しくなった。
    私はぎゅっと目を閉じた。

    ぴしりっ。
    一斉に鞭が打たれて、私達は揃ってわなないた。
    「はあぁ・・!」
    久しぶりの鞭はとても痛くて、そして甘かった。
    それはメイド長が受けて下さった鞭と比べたら玩具みたいなものだけど、それでも私達の心と身体に痕を刻んだ。
    ばちん!
    ばちんっ!!
    最初は緩く。だんだん強く。
    「はぁ! あん!」
    今、自分達は、旦那様にお尻への鞭打ちをご覧いただいてる。
    私達は苦痛と喜びに包まれて、声を上げ続けた。

    続き




    関連記事
    スポンサーサイト
    [PR]

    [PR]

    コメントの投稿

    非公開コメント

    プロフィール

    82475

    Author:82475
    女性の拘束に関わる小説/SSと
    落書きを書いてます。

    更新案内と目次


    自己紹介
    メール送信/コメント投稿について

    カテゴリ
    最新記事
    最新コメント
    ブログ内記事検索
    (コメントの検索はできないみたいです)
    リンク

    ◎pixiv

    pixiv 82475のpixivページ
    R-18/R-18G 閲覧設定していないと見れません。

    ◎検索サイト

    駄文同盟.com
    駄文同盟.com


    ◎このブログへのリンクについて

    リンク、ブックマークは
     http://82475.blog15.fc2.com/
    へお願いします。
    「いつか感じたキモチ」 バナー
    メールフォーム

    名前:
    メールアドレス:
    タイトル:
    本文:

    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。