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    行儀見習(2/2)

    9.
    家に帰って、私はお屋敷での出来事を何もかも話した。
    お尻を鞭で打たれたことも、貞操帯をつけたことも、父さまと母さまは驚かずに聞いてくれた。
    「行ってよかった?」
    母さまに聞かれ、私は、はい、とっても、と答えた。
    「やっぱり、君の娘だね」
    「あなたの娘でもあるんですよ」
    父さまと母さまはそう言って笑った。

    私は二人の会話の意味が分からない。
    「・・この子に知ってもらうときが来たかな」「ええ」
    父さまと母さまが教えてくれた。
    母さまは、かつてあのお屋敷に勤めるメイドだった。
    今よりずっと若かった旦那様から縄で縛っていただいたこともあった。
    父さまはお屋敷に出入りする仕事をしていて、メイドだった母さまを見初めた。
    そして旦那様にお願いして、母さまがメイドを引退すると同時に結婚したのだった。
    母さまはさらに秘密を教えてくれた。
    一昨年、亡くなったお婆さまも、先代の旦那様に仕えるメイド長だったという。
    私は歳をとっても凛として綺麗だったお婆さまの姿を思い出した。
    お婆さまの時代も、メイドは精一杯お尽くししたの?
    お尻を鞭で打たれたり、縄で縛られたりしたの?
    「ええ。誇りを持って務めたと言ってらしたわ」
    そうか。
    私は嬉しくなった。
    母さまの娘であること、お婆さまの孫であることがとても誇らしく思えた。

    「・・さて、実は、夏休みにも、次の行儀見習がある」
    父さまがおごそかに言った。
    どきん。
    胸が大きく鳴った。
    「ただし、次に集まるのは、中学校を卒業したら屋敷に入ると決めた者だけだ」
    え、それって。
    「そう。決めなければならないの。高校に上がって普通の女の子として生きるか、それともお屋敷のメイドになるか」母さまが言った。
    「あなたがどちらを選んでもに、私達は応援するわ」
    「よく考えて、決めなさい」

    どきん、どきん。
    胸の鼓動が高まった。
    毎日お尻を鞭で打たれる生活。
    ぎちぎちに縛られて転がされた先輩のメイドさん達。
    お屋敷での光景が頭の中をぐるぐる駆け巡った。
    あぁ、私は・・。

    私は自分の運命を決めた。
    父さま、母さま。
    私はお屋敷で勉強した通りに、まっすぐ立って両手を前に揃え、上体を90度に折って頭を下げた。
    高校には行きません。どうぞ私をお屋敷に入れて下さいっ。

    10.
    新しい3年生の担任の先生は、私が高校進学ではなく就職希望と知ると慌てて家に電話をかけてきた。
    本人の強い希望だからと父さまにきっぱり言われて諦めてくれたけど、しばらくの間は私なら絶対に有名進学校にに合格できるのにと未練がましく言われたのだった。

    私は家のトイレの掃除を毎日するようになった。
    お屋敷のトイレと比べるととても小さくてあっという間に済んでしまうのが残念だったけど、その分丁寧にぴかぴかに磨き上げた。
    それからお勉強も手を抜かず今まで通りに頑張った。
    5月の全国模試では100位内に入ることができて父さまに褒めてもらえた。
    成績上位者の名前リストには、行儀見習で一緒だった子の名前が何人も載っていた。
    みんな、頑張ってるんだ。
    きっと全員再会できると確信した。

    夏休みの少し前。
    母さまが私の全身のうぶ毛を脱毛してくれた。
    アンダーヘアも綺麗に整えて剃ってくれた。
    「もしかしたら旦那様にご覧いただくかもしれないからね」
    じゃあ、私、処女じゃなくなるの?
    私はもう、メイドとして務めることは自分の純潔も捧げることだと理解していた。
    「うふふ。まだそれはないわ。いったいお屋敷の誰が、まだ自分で下の毛の手入れもできない娘のバージンを奪いますか」
    あ~、ひどいなぁ。
    「心配しないで。そういうことは・・」
    母さまは私のあそこに優しく手を当ててくれた。
    温もりが私に伝わる。
    「これから勉強するの。いっぱい勉強して、心も身体も磨きあげて、一人前のメイドになったと認められたら、その時が来るわ」
    母さまの指先が私の中に入ってきた。
    それは自分でするよりもずっとよかった。
    あぁ。・・母さま、上手。
    「女の子にしてあげるのはお屋敷にいたとき以来。自分の娘にしてあげられるなんて、夢みたい」
    そうか、お屋敷では女の人のお相手もするの?
    「もちろんよ。大切なお客さまが男性だけとは限らないでしょ?」
    私の中の小さな芽が摘ままれた。
    ああぁっ!
    私は声を出してのけ反った。
    「母さまには分かるわ。あなたはもっと綺麗になる。優しくて器量のいいメイドになって、たくさんの人から愛される。・・だから」
    母さまは裸の私をぎゅっと抱きしめてくれた。
    あっ・・、ああああ。
    母さまの深い愛情が私を包んでいた。
    「あなたは、どなたにもすべてを差し出してお尽くしするのですよ」
    私は喘ぐばかりできちんと返事をすることができなかった。
    でも、母さまは全部分かっているみたいに、ずっと微笑んでいた。

    11.
    お屋敷には、春休みのときと同じ人数が揃った。
    皆、髪を短くして、お化粧もしていないのに、見違えるほど綺麗になっていた。
    「皆さん、自分を律して、高めているようですね」
    メイド長が私達を見て満足そうにおっしゃった。
    どの子も凛とした表情で立っている。
    メイドとして自分を捧げる、何があっても、どんなときにもお尽くしすると決めた顏だった。

    「さて、今夜、旦那様が時間をとって皆さんにお会い下さることになりました。とても光栄なことです」
    メイド長が言われた。
    「お目もじするにあたって、皆さんは何も身に着けてはなりません。下着も含めて一切です」
    あぁ、これって、母さまの言ってた・・。
    「あなた達は自分から余分なことはせず、貞淑に控えていればよいのです。ただ、旦那様がお望みになれば、そのときは何にでもお応えするように。いいですか?」
    「はいっ」
    全員が一斉に返事をした。
    メイドだから、女だから、裸でご奉仕するのは当然のこと。
    もちろん、それ以上のことだって。
    みんな、その覚悟をして、ここに集まっているんだ。
    母さまは、いきなりセックスを求められるようなことはないと言った。
    でも、もし、本当に求められたら、どうしよう。
    いきなり押し倒されたら、私は泣かないでお尽くしできるだろうか。
    とろり。
    甘くて、切ない気持ちが胸の中に溢れた。

    「・・この中に生理中の人がいたら申し出なさい。それから、下(しも)の手入れに自信のない人も相談するように。皆さんにとっては初めてのことですから、今日は特別に助けてあげましょう」
    メイド長のお話が続いている。

    私は横目で他の子の様子を見た。
    じっと唇を噛んで、こわばっている子。
    前で合わせた手をぎゅっと握って、何かに耐えているような顔の子。
    顔を真っ赤にして、性的に感じているのがはっきり分かる子。
    ・・そうか。やっぱり。
    私は思った。
    同じだ。みんな私と同じ、仲間なんだ。
    私達は互いの視線に気づくと、表情を緩めて微笑みを交わし合った。



    H氏邸のメイドのリクルートです。
    ここには、ただ外観が美しいだけでなく、学業が優秀で、被虐の素質も十分な少女が集められます。
    彼女達は屋敷に入る1年前から行儀見習いの名目で訓練を重ねます。
    屋敷に入ってからも訓練は続き、およそ半年後に正式なメイドとしてお披露目されるのです。

    ちなみに彼女達のバージンは当主のH氏自身が賞味することは少なく、ほとんどは極上のおもてなし品として賓客に供されます。
    そこらのJKなどとは違う、一級の躾と作法を身につけた接客メイドです。もちろん緊縛や拷問だって自由なので、お客樣には大人気。
    毎年新人メイドが登場する時期になると、屋敷にはVIPの来訪が増えるという現象が見られます^^。

    さて、ここのところ再び仕事が過酷な状況に陥っておりまして、今回は週末出張のホテルに個人のノートPCとペンタブを持ち込み、夜中に作業してようやく更新にこぎつけました。
    4月まではどうしようもない見込みです。
    この先さらに更新間隔が開くのは申し訳ありませんが、どうぞお待ち下さるようお願いします。

    ありがとうございました。




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