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    キョートサプライズ セカンド・第4話(2/3) ハッピーバレンタイン

    5.麻里子の梱包
    同じ頃、KS事務所からそれほど離れていないビジネスホテルの会議室。
    KSマネージャーの黒川典子が客を呼んだ。
    「瀬川さま、瀬川麻里子さま。どうぞ~っ」
    隣室で待機していた女性がやってきた。
    白いガウンを羽織って、緊張した表情で立ち尽くしている。
    典子は伝票を見る。『瀬川麻里子、24才、会社員』
    「・・瀬川さまは、リボン緊縛ですね」
    「はい」
    「どうぞ、こちらへ」
    典子が麻里子のガウンを脱がせた。
    ブラとショーツだけの白い身体が現れる。
    「お綺麗ですよ」
    「あ・・、あの」
    「?」
    麻里子が不安気に聞いた。
    「私、本当にちゃんとプレゼントになれるでしょうか?」
    「大丈夫。うまくいきますよ」
    「でも・・」
    「少しだけ怖くなっちゃいましたか?」
    典子は優しく微笑む。
    「麻里子さん、って呼ばせて下さいね。こちらへどうぞ」
    会議室の隅に置かれたダンボール箱のそばに麻里子を連れていった。
    それは小型の冷蔵庫でも入っていそうな大きさで、大きなリボンがかかっていた。
    そのリボンを解き、上面の蓋を開けた。
    「どうぞ、ご覧になって下さい」
    「!」
    中を覗き込んだ麻里子が小さく驚いた。
    そこには裸の女性が縄で手足を縛られて、さらに赤いリボンをあしらわれて入っていたのである。
    それはKSのEA/FBの寺原詩織で、SNをカレンと名乗っていた。
    「こんばんはっ。カレンといいます!」
    詩織は縛られたまま箱の中から麻里子を見上げて挨拶した。
    「今夜は13人のお客様をプレゼントにしてお届けしますけれど、その間、この子はずっとこうして縛られてるんですよ」
    「ど、どうして・・?」
    「それはね、もし麻里子さんみたいに止めちゃいそうな人がいたら、替わりにお届けするため」
    「え」
    「うふふ、ウソです」
    典子も詩織も、それ以上は笑うだけで何も言わなかった。
    「・・もしかして、私を安心させるためですか?」
    麻里子は箱の中の詩織をじっと見る。
    彼女は一糸まとわないで縛られているようだった。
    でも赤いリボンが乳首や腰の周りを上手く覆っていて、少しも下品に見えなかった。
    とてもセクシーで可愛いらしいと思った。
    ・・私もこんな風になれるかな。
    「あの、すみませんでした。もう、大丈夫です。私をプレゼントにして下さい」
    典子に言った。

    『キョートサプライズ・バレンタインプレゼント』は、ラッピングした女性を男性にお届けするバレンタインデー限定のサービスだった。
    お届けされるのはKSのEAではなく、一般応募の女性である。
    典子のアイディアで3年前にこのサービスを初めて以来、毎年の応募者は順調に増えていた。
    このサービスで苦労するのは、女性を梱包する場所と配送を担当する係員である。
    場所については、昨年までは事務所の応接室を使っていたが、人数が増え過ぎると入りきれないし、廊下に溢れた女性が他のEAやFBと鉢合わせする懸念もあった。
    そこで今年は、ついに事務所を出てホテルの会議室を借りることにしたのだった。

    6.ホテルの駐車場
    ホテルの駐車場に駐めた幌付・リフター付の軽トラに荷物が積み込まれている。
    宅配便の制服を着た女性が二人がかりでダンボール箱を運んできた。
    荷台に載せて毛布をかけ、動かないようしっかりゴムロープで固定した。
    このダンボールは底に合板を敷いただけの廉価構造だが、女性一人を収納して運べる程度の強度は十分にあった。
    箱の中には、下着姿の麻里子が手足をリボンで縛られて入っている。
    これから彼女は恋人の元へ送り届けられるのである。

    「気をつけてね」
    見送りに出てきた典子が声をかけた。
    「まかせなさいっ」運転席の鈴木純生(すみお)が力こぶを作るまねをして笑った。
    純生はEAの配達や管理をしているが、自身もFB/EAのジュンコとして活躍しているベテランである。
    「あたしゃ、一緒に行くだけやからね」助手席に座った辻井美香が言う。
    「もう、まだこんなこと言ってる。構わないから、こき使ってね、じゅんちゃん」
    「は~い!」
    「あのね、だからあたしは力仕事はねー」
    まだ何か文句を言う美香を乗せて軽トラは出発していった。

    美香ちゃん、変わらないな。典子は思った。
    美香はKSの元FBで、今はフリーのコスプレモデルをしている。
    ネットのコスプレ系サイトを検索すれば、人気レイヤーきりはらかすみのセクシーなコスプレ写真を見ることができた。

    『バレンタインプレゼント』の売りは、梱包から配達まですべて女性が行うことだった。
    男性に見られることなくラッピングしてもらって、さらに女性の配達員が気配りしながら送り届けてくれる。
    これが "自分がプレゼントになる" という行為に惹かれながらも、実行することまでは二の足を踏んでいたM女性達の背中を押して、応募者が増えている理由だった。
    しかし、KSにとってバレンタインの夜は、本業のEA/FBの派遣でも多忙である。
    女性係員の手が開いているはずもない。
    そこで典子が考えたのは、OBの応援を頼むことだった。
    『バレンタインプレゼント』の配達は、美香のようなKSのOBが手伝ってくれているのだった。

    純生の軽トラが出ていった少し後、今度は4トントラックが入って来た。
    荷台には『三瀬運送』とロゴが描かれている。
    運転台から男女が降りてきた。二人とも運送会社のジャンパーを羽織っている。
    「元気してる~っ? 典ちゃん」
    「大っきなトラックねぇ。町屋の路地とか入れるの?」
    出迎えた典子が聞いた。
    「大丈夫、運転はカズマに任せて。それよか恵は?」
    「いるよー」
    典子と一緒にいた三井恵が手を振った。
    「きゃあ~っ、久しぶり~ぃ」
    トラックから降りてきた岡崎真奈美と恵が両手を握りあって跳ねた。
    「真奈美、まだ岡崎のままなの?」
    「2年ぶりに会っていきなりソレ?」
    「だって八木さん、ずっと待ってくれてるんでしょ? 」
    真奈美の後ろで八木一馬がくしゃみをした。
    典子と恵、続いて真奈美も大笑いした。

    真奈美も恵もOBだった。
    真奈美は、恋人で運送会社の副社長になっている八木一馬の仕事を手伝っている。
    何にでも黙っていられない性格だから、会社の中ではどうやら、陰の副社長、将来の社長夫人などと恐れられているらしい。
    恵は、飲食店のコック兼KS緊縛士でもある三井裕隆と結婚して、専業主婦をしている。
    真奈美は典子から応援を頼まれると、八木に言って会社のトラックを無料で出させたのである。
    トラックの運転は男性の八木が担当するが、お客様と接することはない。
    それ以外のプレゼントの荷下ろしや配達は、すべて真奈美と恵が引き受けたのである。

    7.森下千奈美の梱包
    「よろしくお願いします!」
    よく日焼けした小柄な女性が頭を下げた。
    『森下千奈美、20才、学生』
    千奈美は自分で持ってきたスーツケースでの配達を希望していた。
    下着まで全部脱いで裸になり、胸から腰にかけてアルミホイルを巻く。
    褐色の肌に銀色のアルミが映えた。
    「うふふ。チョコレートに見えます?」
    「そうですね、可愛いですよ。・・でも」典子が心配そうな顔をする。
    「ダメですか?」
    「それでスーツケースに入ったら、破れるかも」
    「え?」
    千奈美はその場で床に横たわり、身体を丸くして小さくなった。
    びりびり。
    背中からお尻にかけてアルミホイルが全部裂けて落ちた。
    「もうっ。彼に破いてもらうつもりなのにぃ~」
    「え・・っと、そうですね。何とかしましょう」
    典子は巻き方を考える。アルミホイルのロールはまだ十分に残っていた。
    「まっすぐ立って、両手を上げてもらえます?」
    左の脇の下にアルミホイルを合わせて軽くセロハンテープで止めた。
    胸の前を覆って、反対側の脇の下でもう一度仮止め。
    それから2回折り込んで、背中に巻いて、また折り込んで・・。
    バストを覆うと、今度は腰の周りにも同じように巻いてミニスカートにした。
    「どうです? お腹が出るの、恥ずかしいですか?」
    「いいえ、平気です」
    「スカートの丈はどうですか? 短すぎません?」
    「これでいいです。彼もあたしも超ミニ大好きですから」
    千奈美は身体をあれこれ動かしてアルミホイルの具合を確認する。
    「すごいっ。動けます!」
    「あ」
    「どうしました?」
    典子はアルミホイルのスカートを指差す。
    「これで身体を丸くしたらスカートの中が見えちゃいますね」
    千奈美は下着をつけていない。
    彼がスーツケースの蓋を開けたときに全部見えてしまうだろう。
    「あ、そうかも」
    「やっぱりもう少し追加して巻きましょう」
    千奈美は少し考えてから言った。
    「・・このままでいいです」
    「いいんですか?」
    「あたし、覚悟して彼のところに行くんです。・・全部あげるつもりだから」
    この人は、まだ彼にあげていなかったのか。典子は意外に思った。
    ずいぶん遊んでいるように見えたのに。

    ダンボール箱と比べてはるかに狭いスーツケースの中に、千奈美が入って丸くなった。
    「大丈夫、ホイル破れてません」
    「よかった!」
    予想した通り、お尻の穴から薄目のアンダーヘアまで、わざわざ覗き込まなくても丸見えになっていた。
    典子はできるだけそちらを直視しないようにして作業を続ける。
    身体がスーツケースの内壁に当たる部分にハンドタオルをあてがい、さらに隙間に小さなスポンジのボールを押し込んだ。
    これで配達の間くらいは痛くないはずだ。
    それから、アルミホイルの残りを50センチほど切り取り、千奈美のお尻の下に当てた。
    これで直接見えることはないだろう。
    「やっぱり刺激が強いです。初めて彼にあげるなら、もう少しだけ、貞淑に」
    あー、貞淑なんて、若い子に通じるかしら。
    「あ、ありがとうございます。・・本当は、ちょっとだけ、恥ずかしかったから」
    そうか!

    全裸になってアルミホイルを身体に巻いたときの元気はどこへ行ったのか、スーツケースに入った千奈美はすっかり黙り込んでいた。
    よく見ると身体が少し震えている。
    「準備OKです。・・お届け先まで20分くらい。彼とうまく結ばれるように祈ってます!」
    「は、はい!」
    「じゃ、蓋閉めますよ。鍵もちゃんと一緒に届けますからね」

    典子はスーツケースの蓋を閉めた。
    最後の瞬間、千奈美の目が潤んでいるのが分かった。
    身体ひとつで贈り物になると決めた覚悟は、生易しいものではなかったのだ。
    この子、スーツケースの中で泣くだろう。
    一度泣いて、それから彼氏が蓋を開けるときには、きっと素敵に色っぽくなっているだろう。

    8.ホテルの駐車場・その2
    「これだけ?」
    4トントラックの荷台にちょこんと積まれたスーツケースを見て八木が聞いた。
    「これだけよ。さあ、プレゼントが壊れないうちに早くお届けしてね!」
    「分かりました」
    八木は運転席にひらりと飛び乗った。
    真奈美と恵も運転台に乗って窓から手を振っている。
    ふぁん。
    短くクラクションを鳴らしてトラックが出て行った。

    ふう。
    残された典子は両手を腰に当てて一息つく。
    これでやっと2人。あとまだ11人かぁ!
    さあ、じゅんちゃんが戻る前に、次の荷物、作るか。
    そのとき、ポケットの中で聞き慣れないアラーム音が鳴った。
    携帯電話を取り出して画面を見る典子の表情が曇った。

    9.伏見・某マンション前
    碁盤目に並ぶ狭い路地。
    かつて酒蔵工場があった場所に立つマンションの前に、純生と美香の軽トラが止まった。
    荷台からダンボール箱を下ろして台車に乗せる。
    「はい、もうすぐですからね!」
    声をかけながら台車を押してマンションに入って行く。
    人が見たらなぜ荷物に話しかけるのか不思議に思うだろう。

    「バレンタインプレゼントのお届けで~す」
    届け先の玄関で出てきた若い男性に荷物を引き渡す。
    「あ、重いですよ。お運びしましょうか?」
    純生がダンボール箱を持ち、美香が反対側から補助した。
    そのまま靴を脱いで上がり込み、ダイニングの奥のリビングにどしりと置いた。
    「はぁいっ。では失礼しまっす! ・・あ、この中身、生モノなんで、早めに開けて下さいね」
    そう言って怪訝な顔の男性を部屋に残したまま外に出た。
    「・・あんたいつも一人であんなの運んでるの?」
    「まあね。要は慣れよ」
    軽トラの運転席に戻る。
    「でもやっぱり力持ちの純生じゃないとできない仕事だね~」
    「何入ってるの。美香かてバイト代出るなら何でもする言うて来たんでしょぉ?」
    「そんな、お金じゃないんだよぉ? 愛するKSのために手伝いに来たんやから」
    「はいはい」

    純生の携帯電話が鳴った。
    「はい、こちらジュンコ。今、瀬川様、配達したとこです。・・え? 分かりました」
    電話を切ると、すぐにトラックをスタートさせた。
    「どうしたの?」美香が聞く。
    「EAの子に問題発生」
    「ま」
    「救援に行くから付き合って」

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